雨降りだからファンタジーでも勉強しよう

昨日から氷雨が降っている。今日は、昨日行きそこなった図書館へ。

こそこそ一人で行こうと思ったら、子ども三人がついてきた。

長男・虎太郎(仮名・中三)はちょっと前まで本などマンガ以外読んだことがなかったのだけど、ここのところよく読んでいる。

きっかけは「ハリー・ポッター」。ハリー・ポッター全巻を読みきり、バーティミアス、レイチェル、ローワン、ダレンシャン、と英米のロー・ファンタジーを渡り歩いている。

「とうちゃん、バーティミアスやレイチェルを訳した金原瑞人先生と友達だって本当?」

などと今さら言っている。いや友達っていうより大先輩なんだけど・・。

長女・花子(仮名・小4)はつられて兄の読んだ本をあとから読んでいる。彼女もちょっと前までマンガしか読んでなかった。

マンガはすばらしい表現形態だし僕もかなり好きなのだけど、それだけではもったいない。活字の本も読んだほうが、マンガをより深く読み込むことができる。

なぞなぞ好きな次男・三吉(仮名・小2)はなぞなぞの本を渉猟している。


3人とも本館では借りたいものが貸し出し中だったとかで、北分館へも回る。


午後は「書評のメルマガ」の原稿書き。南條竹則『魔法探偵』を取り上げる。何でも探せる秘宝「魔法杖」を使って推理する魔法探偵・鈴木大切の活躍を描いたファンタジーというか怪異譚だ。尋ね人を追って時空を越えて、1970年の大阪万博会場に行くシーンがいい。みんなが未来に夢を描いていたあの時代を甘酸っぱく思い出させる快作だ。

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