僕は毛抜きで何とかなったけど三吉(仮名・小2)は大変だった。
何って魚の骨の話である。去年の暮れのこと。
ホッケの骨はヤワいけど三吉のノドに引っかかったのはサンマの骨。固いのだ、しかもノドの裏側の刺さってしまって肉眼では見えない。
医者に行きましたよ、近くの耳鼻咽喉科。院長は僕の小学校の後輩。後輩だが今はセンセイと呼ぶ。
それはともかく、なかなかの外科的処置となったようだ(平日なので僕は見ていない)。肉眼で見えないので、鼻から内視鏡を通して取ったそうだ。よくあんな小さな鼻の穴を通ったものだ。
骨は2センチくらいでそのうち1センチが刺さっていたそうだ。
会社から帰ってそれを聞いてびっくり。「どんな感じだった?」とツレに聞くと、
「E.R.みたいだった」
とのこと。
そんな修羅場を潜り抜けてきているので、昨日の僕の「ホッケの意趣返し」騒動を見ていた三吉先生の台詞は、
「たいしたことないな・・・・・」
だった。