気がついたら、やけに財布が厚い。
お金が唸っているのではない事は、この日記の読者様方なら既におわかりだろう。お札じゃない「紙」でがさばっているのだ。
一番多いのがレシート。って言ってもほとんどが書店とコンビニと100円ショップ。もらわなきゃいいのについレシートをもらって捨てずに財布に入れる。だからがさばる。
あと多いのがメモ。何か気がついたことがあるとメモをする習慣が昔からあるのだ。手帖はあまり持ち歩かない。すぐに無くすから。
そんなわけで財布の中にメモがたまる。月日が経つとわけがわからないものが多い。
「千葉市○○区▽▽町■-□-99」
なんて言われても誰の住所だかわからない。その時はわかったんだろうけど、今となってはわからない。「つかぬ事を聞きますが、あなたはどなたですか?」と手紙を出してみようか。
「経理、高山・自転車」。
これもわからない。僕の勤務先の経理課に高山という人はいない。また「自転車」っていうのがわからない。我が家の経理ならまさしく自転車操業だが・・。
「図新荒修養老天地1-1」。
うん? あ、これは打っているうちに思い出したぞ。
「図書新聞の1月1日号に、(美術家の)荒川修作が作った珍テーマパーク〝養老天命反天地〟の特集が載っている」
という意味だ。ご当地のことをかつて語っておられた近江の濫読姫・紙魚子さんに教えてあげようと思ったのだ。これは実際に教えたので思い出せた。
でも、この新聞のスクラップだけは、どう考えてもわからない。
「ホンシメジ量産化 ヤマサ醤油、来年から」
の記事は一体いかなる理由で切り取ったのだろうか。謎である。