嗚呼、熱き’70s

3月4日に『夜にほほよせ』上映会に行って以来、僕の中の70年代に火がついてしまった感がある。

今日も途中駅にある70年代を前面に出した古書店山上たつひこのマンガを物色していたら、有線で聞き覚えのある歌謡曲が聞こえてきた。

「あなたは夜の駅へ ひとりで消えてゆくの
来るなとひどい言葉 私にのこして 」

おお! いきなりハードですなぁ。

「もうあなたなしで 生きてゆけない 
どうか私 つれていってよ   
家もすてるわ ここの街とも別れられる」

曲調はポップスだけど歌詞は演歌だな。

「もう誰が私 とめてみたって
愛はけして 消えはしないの」

う〜〜ん。誰の曲だったかなぁ。のど元まででかかってるんだが。

「二度と逢えない 愛になるなら そうよ私、」

とここまで聞いて思い出した!! 

「♪死ぬだけーーー」 

思わず小さく唱和してしまった。

片平なぎさのデビュー曲「純愛」だ。サスペンスの女王も昔はやけにガタイのいいアイドルだったんだよね。

なんて感慨にふけりつつ「♪死ぬだけーーー」と口ずさみながら帰ったら、テレビの中では伊丹幸夫と小沢昭一が格闘していた。

眼鏡を拭いて良く見たら「酔拳」。ジャッキー・チェンとユエンシャオ・ティエンだった。

とっても70年代な夜となった。