国立お花見落語会

昨日3月26日、「プロジェクトS」として長らくお騒がせしてきた、立川志らく「国立お花見落語会」当日だった。


ことの始まりは、嵐山光三郎氏のアイディア。今もっともイキのいい噺家立川志らく師匠を国立に招いて落語会を開くという計画だ。それに先立って1月、「国立志らく後援会」が結成された。

会長は嵐山光三郎先生。名誉会長が関頑亭先生。営業部長が?サトウの佐藤収社長。事務局長がキャットフィッシュの関マスオさん。副会長が不肖・蕃茄山人である。


スタッフの集合は11時。せきやビルの会議室をお借りした。総勢9人で一日の段取りを打ち合わせ。全体のプランニングは僕の担当なので僕から概要を説明する。

その後は手分けして作業にかかる。高座の組立ては先週の土曜日にリハーサルし、そのとき足りなかったツールも買ってあるので手際よく進む。リハーサルを経た二子国文治さん、長男・虎太郎(仮名・中三)に加え、建築現場での仕事の経験が豊富で極真黒帯の怪力・一文さん(仮名・俳句仲間)が仕切ってくれた。あと、句友・アケミさんも女性ながら力持ちなところを見せてくれた。

椅子の配置は結構大変だった。どこの席からもストレスなく演者の姿が見えるようにしなくちゃならない。ユウメイプリントのオヨベ先輩が中心となってやってくれた。

受付や物販コーナー、サイン会会場も作る。こちらは人の流れを計算して配置。


おおまかに作ったところで昼食。同ビル1階の西友で買ったお弁当を食べながら、打ち合わせ確認をしていたら、嵐山先生がゲタを鳴らして来場。また佐藤収一社長さんも来場。打ち合わせが一層賑やかになった。

午後の作業に入ってまもなく、立川企画の辣腕マネジャー・佐藤さんと二ツ目立川志ら乃さん、前座のらく八さんが会場入り。

全体の進行の最終確認や、MCのタイミング等を僕と佐藤マネジャーで確認したあと、佐藤マネジャーと当方の音響担当・タケちゃん(漆職人)でマイク、出囃子のチェック。そして志ら乃さんに高座をチェックしていただき、微調整。これで完璧。


続いて立川企画、松岡社長来場。立川談志師匠の弟さんだ。2月13日、芸小ホールでの「くにたち新春落語会」で国立にこられた折、会場を見ていただき会場作りにアドバイスをいただいていた。高座をご覧になり、

「ああ、いい高座を作っていただきました」

と褒めていただき、一同安心。

2時ごろ、受付のチェックをしていたらエレベーターが空き、立川志らく師匠来場。奥の楽屋にご案内。いよいよ本番が近づいた実感がわいてくる。


2時開場。すでに受付前にはたくさんの人。嵐山氏の仕事の関係のお仲間、町内のお客さん、いずれにせよ知った顔が多い。市外からはイラストレーターの安西水丸夫妻、作家の岩橋邦枝先生、元・フライデー編集長の元木昌彦夫妻、サックスの中村誠一さん、ギターの伊東忍さん、光文社文庫編集長・ダンさん、河出書房新社編集長・ミムラさん。
蕃茄庵でもお馴染みの女流義太夫・鶴澤寛也師匠、人形作家・石塚公昭さん、翻訳家の金原瑞人さん、書評家の岡崎武志さん。町内では関頑亭・タミ夫妻、関敏先生、谷保天満宮の津戸宮司山口瞳夫人・治子さん等々。

チケットを完売しているから当たり前なんだけど、場内はあっという間に満席となった。

ホールに二番太鼓が鳴り響き(CDだけど)、間もなく開演。立川企画の佐藤マネジャーとらく八さんと僕とで開演前の最終打ち合わせ。


そして3時。最初は嵐山先生の挨拶から始まった。会の設立の趣旨などを軽妙にトーク、場内を和ませる。


そして出囃子が鳴り渡り(CDだけど)、前座のらく八さんが場内へ。いよいよ落語会の開演だ。


(いかん、長くなった。続きは明日。下の写真は高座を組み立てる二子国文治さん、怪力・一文さん、長男・虎太郎。右端のでかいのが虎太郎。あ、しゃがんでるアケミさんの姿も)