京橋で「木彫界の巨匠 関頑亭展」

京橋の「あらかわ画廊」で本日初日の「木彫界の巨匠 関頑亭展」のオープニング・パーティーに行ってきた。

関頑亭先生は言わずと知れた国立を代表する文化人かつ長老だ。御年86歳で現役バリバリ。

会場のあらかわ画廊は東京駅八重洲口から徒歩8分。ブリジストン美術館近くの好立地。歴史を感じさせるビルの4階にあるいかにも京橋らしい重厚な佇まいがいい。

展示作品は生涯のテーマである鯰の絵や近年多く描かれる良寛さんの絵に加え「脱活乾漆」の良寛像など。ほとんどが今年に入ってからの作品だ。書や風景画もある。バラエティーに富んでいて見ごたえがある。お勧め。

さすが頑亭先生で全国からお客さんが来ていた。

画廊は4階でパーティー会場は2階。国立オールスターズ(旧・?山口?組系)が揃っていた。写真家の田沼武能先生、故・山口瞳夫人の治子さん、故・滝田ゆう夫人の朝子さん、キャット・フィッシュ(=エソラ)のマスオさん、ユウメイプリントのオヨベ先輩、浦安のトッカピンさん、句友のアケミさん等々。

会場はドコモ圏外だったので路上に出て電話をかけているところに作家の常盤新平先生がこられたので久闊を叙して後、会場にご案内。

そうそう、3月の頑亭先生講演会『こころ』のトークショーでご一緒した摩利按世さん安東正子さんともあれ以来の再会。

パーティーの終わり近くなってようやく頑亭先生とお話しすることが出来た。

ひとつお伺いしたことがあった。上に書いた「頑亭先生講演会?こころ?」でトークショーの司会をしたお駄賃に仏画(フランス映画ではない)の色紙を頂戴したことはこの日記にも書いた。

その時にその仏画の包み紙に書いてあった「有求皆如意」の意味を知りたかったのだ。

ようやく伺う事が出来たその意味は、

「求むるあれば皆、意の如く」

つまり、心に願えばそれはすべて叶う、ということだそうだ。

う〜〜ん、いい言葉だな。大好きな「Rocky Horror Picture Show」のフランケン・フルター伯爵言うところの「Don't dream it, be it」にも通じるものがあるような気がする。



「木彫界の巨匠 関頑亭展」5月14日(土)〜6月4日(土)。日曜休廊
11時〜18時(最終日は16時まで)。ブリジストン美術館裏の「あらかわ画廊」にて

※下の写真のテーブルの上の坐像が「脱活乾漆」の「良寛様」。その左のピンクのお花は親友の千宗室家元からのもの。