下宿料理の神髄

今日はツレが友達とランチの約束があるとかで昼前に外出。3人豚児と僕がとり残された。

さて、昼ご飯どうしよう。ツレがいいもの食べてるからこちらも対抗してもっといいものをというのは素人考えである。じゃ玄人考えと聞かれると困ってしまうのだけど、極北を目指すことにした。下宿料理の神髄を見せて進ぜよう。

まずは、次に水を入れた大鍋を火にかけ、長男・虎太郎(仮名・高1)に火の番をさせ、次男・三吉(仮名・小3)はテーブルを拭き、長女・花子(仮名・小6)は食器を並べる。

そして家長たる僕はテーブルの中央におもむろに古新聞を置く。しかるのちに、歩いて25秒の西友に。

2階の麺売り場に。なんのことはないインスタントラーメンを作るわけである。

銘柄は「マルタイ」のトンコツラーメン。

「マルタイラーメン」をご存知か? インスタントラーメンなんだけどチリチリのブロックではなく、日本そばやスパゲッティのようにまっすぐの棒状乾麺の束でパッケージされている。

それを6人分買う。4人だけど6人前。これが我が家の適量。

それと100グラム129円のブタコマギレ肉を300円分。それと葱。


グラグラ煮立った大鍋にブタコマをぶち込み、そのあと乾麺をぶち込み、2分経ったところで火を止め、粉末スープと旨みオイルをぶち込む。それに刻んだ葱をぶっかける。以上。

大鍋をテーブルに運び、さっき置いた古新聞の上に着地。

大鍋の傍らにパスタ用のトングとオタマを置く。各員、勝手によそって食え。これも下宿料理の神髄の一。


6人分のラーメンはあっという間に食い尽くした。予算は4人様合計829円。ツレ一人のランチ代の三分の一以下という快挙ではあった。