ワースト & ベスト

いささか旧聞であるが、「子どもに見せたくないワースト番組」のアンケートで今年も「クレヨンしんちゃん」が上位にランキングされたそうな。

わからんなぁ、いいアニメだと思うんだけど。それとテレビじゃないけど劇場版はいいぞ。「オトナ帝国の逆襲」なんて涙無しには見れませんですよ。

食玩とかレトロオマケとかでマーケティングされまくってるわが世代。普段から、次から次へとリリースされる「懐かしもの」の嵐に「舐められたものよのぉ」と思うと同時に薄気味悪いものを感じたりするんだけど、その薄気味悪さの正体をしんちゃんと野原一家が喝破するのが、「オトナ帝国の逆襲」だ。35歳以上の大人は迷わず見るべき名作だ。

でも、今日はクレヨンしんちゃんの話をしようと思ったのじゃなくて、同アンケートにおいて逆に「見せたいベスト番組」にランキングされた「プロジェクトX」について書こうと思ったのだった。


火曜の夜のお楽しみが「プロジェクトX」だ。オヤジ心をつついて止まない。僕も結構好き。特に「土木系」が好み。あと「これで多くの人の命が助かった」系。キャスターの国井雅比古さんの講演にも行った。本は持ってないけどコミック版は何冊か持ってる。篠原とおるとか影丸穣也とか加藤唯史とか本そういちとか、つまり一流といえば一流、盛りを微妙に過ぎたといえば「・・・・」なメジャー・マイナーな巨匠たちが健筆を振るっている。

でも子ども向けにはどうだろうかね、プロジェクトX。僕はあまり見せたいとは思わないなぁ。理由はあえて書かないけどね。プロジェクトXと「あいだみつを」が好きな小学生というのはちょっとなぁ・・・・(いや、いるんすよ結構、実際に)。


ところで、先日、某社の巨大物流センターの工事現場を訪問する機会があった。

朝8時、始業ベルの替わりに鳴り響いたのは「地上の星」だった。中島みゆきの歌声と共に朝礼会場に集合してくる色とりどりニッカーのお兄さんたちは実に颯爽としていて、仕事に対する誇りと情熱を強く感じ、感動的だった。

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ちなみに今日の「プロジェクトX」のテーマは名古屋城金鯱だった。これはなんだかちょっと微妙だった