久し振りに車を洗った。僕じゃなくてハナ、長女・花子(仮名・小6)が、だ。
我が家の駐車スペースは僕の部屋の前だ。僕はエアコンの効いた部屋から花子に指示を出す。
ホースで水をかけブラシで大きな汚れを落として次はスポンジで。脚立を使って屋根の上も丹念に。花子は小学生ながら身長は164くらいあるのでこういう作業でも十分使える。
ワックスもかける。炎天下、ストローハットをかぶって、水分補給はアクエリアス。
僕は涼しい自室の窓際の椅子で、宮部みゆき『孤宿の人』を読みながら作業のチェックをする。
なんでこんなことを花子がやるかというとお手伝いでなくバイトなのだ。バイトとは言っても東京都の最低賃金は大きく下回る・・・。
↓↓ この場合は「せんしゃ」呼ばずに「タンク」と呼ぶのであるが。↓↓