茗荷たべても傘を忘れず

今朝、出勤するときは大雨だった。あまりに強い降りなので、玄関の庇の下で少し小降りになるのを待って出かけた。

帰りは快晴。傘はどうしよう。持って帰らないと職場の傘が4本になり、家に傘がなくなる。それは困る。

かと言って晴れた日に持って帰ると必ず電車の中に忘れる。う〜〜ん。やっぱり持って帰ることした。明朝、雨が降ったら大変だもん。

電車の中でも「傘を忘れないように、傘を忘れないように」と心の中で唱えながら、ふと頭上を仰いだ。

そしたら、僕の頭上の網棚に仕立て上がりのスーツが忘れられていた(お盆期間中で空いていて、まわりに乗客はいなかった)。

車掌さんに届けると、

「いつ頃からありました?」

知りません、そんなこと。人のスーツより僕の傘です、とは言わなかったが。


うちに帰ったら知人から、お庭で採れたての茗荷が届いていた。傘は忘れずにちゃんと持ち帰った。安心して美味しくいただいた。