静岡の旅ではいろいろなポイントカードに出会った。そもそもポイントカードというのは常連客のためのものである。僕らのような通りすがりの旅行者のためのものではない。そのことは十分認識しているつもりだ。それだけは言っておきたい。しかしそれにしても････。
静岡県裾野市の富士サファリパークでは入口で磁気式のポイントカードが渡される。ライオンの赤ちゃんの写真がプリントされてて可愛いの。それを食事や買い物をしたとき出すとポイントを加算してくれる。ライオンの赤ちゃんを抱っこしてして写真を撮ってワンショット５００円、なんてときも加算してくれる。
僕らのようなケチな家族連れが一日を過ごしてちょうどイイ線までいくように出来ている。そしてもらった賞品は一名様入場無料券。期限は半年。いくら僕が物好きでも半年以内に一人で富士サファリパークに来る可能性は限りなくゼロに近い。
泊まったのは静岡市の清水にある「スパ＆ホテル駿河健康ランド」。ここも系列の「Ｓ＆Ｈグループ」の共通ポイントカードがある。僕は実はこのグループのファンで松本にある「信州健康ランド」には結構行っている。かつてレポートを書いた。ちょっとクリックしてご一読いただきたい。
ここにもポイントカードがある。ポイントをためると無料券がもらえる。無料券といってもデイ・ユースの無料券。グループのどの施設でも使える。でも僕は宿泊でしか使わないから使えない。デイユースで清水や松本に行くわけには行かない（日帰りの健康ランドなら三多摩地区にいくらでもある）。そんなわけでこのポイントカードもほぼ使えない。
そして最終日の昼間に行ったのが清水の「ちびまる子ちゃんランド」である。ランドといっても「エスパルスドリームプラザ」という名前のショッピングセンターの１コーナーである。入場料300円。まる子ちゃんの家の茶の間の実物大ジオラマとかある微妙なランドだ。ちびまる子ちゃん全巻読み放題、さくらももこのエッセイも読み放題である。それから夕焼けの公園でプランコを漕ぐ山田とツーショット写真が撮れる、とまあ、やっぱり微妙なランドなのである。
ここにもポイントカードがある。紙のカードにスタンプを押す式のポイントカード。ポイントを満たすと、なんと･･･何度でも入場無料のフリーパスがもらえるのだ。
もらう方もあげる方も、なんだかヤケクソみたいなポイントカードでちょっとイイ感じだと思う。
