秋寒や北に向かって汽車に乗る

なんかやっぱり、朝が涼しくなりましたな。寒いくらい。

なんて思いながら国立駅に行ったら不思議な感覚にとらわれた。今まで何十年も上りホームの南側にあった線路が北側になっているのだ。いままで線路があったホームの南側は白い壁で覆われている。

中央線複々線化工事の一環だそうである。

今までホームの北側というと線路があるにはあった。あるにはあったが、時々貨物列車が停まっているのを年に一回ぐらい見かけるだけで、他に使われるのを見たことがなかった。ましてや乗車したことはない。

・・・・とここまで書いて思い出した。北側から乗ったことあるや。一回だけ。ポンパ列車の時。

ポンパ列車・・・・、あれは一体なんだったんだろう。何時間も並んで、ペインティングされた列車に乗って、通路を通り抜けて帰ってくるというイベントだった。娯楽のない時代だったんだなぁ。小学校5年生だった。面白くなかったことだけ覚えている。っていうか面白くなかったからこそ、35年経っても覚えているのだと思うが。