うらたじゅん個展 夏のてっぺん

いわゆる「つげ義春以後」の注目の、いや瞠目のマンガ家・うらたじゅんさんの初個展「夏のてっぺん」が今日から始まった。青山のビリケンギャラリーで。9月13日まで。ビリケンさんは古いブリキのおもちゃや絵本の出版で有名なお店。店の奥がギャラリーになっている。

うらたさんとは一緒に諏訪の御柱祭に行った仲だ。前回お会いしたのは新刊の発売記念パーティーだったかな。元気はつらつな大阪のおねーさんだ。

ご案内書に曰く、

「ヒマワリやザクロ、ユリやバラ。銭湯や貸本屋、港町や田舎町。少女や猫やこども。エロチックな絵や懐しい絵。透明水彩やアクリルやパステル。夏休みの作品展みたいに色んな絵を並べてみました」

どれも懐かしくて温かくて色っぽい。そして切ない。中でも僕が特に気に入ったのは、温泉地のストリップ小屋を描いたもの。客待ちする中年に差し掛かった踊り子二人が七輪で魚を焼いている図。そばに縄跳びをする子ども。

こういうものは一期一会である。ピンときたら押さえなくちゃいけない。見逃すと一生後悔することとなる。迷わず購入。その絵についてはこちらのビリケンさんのサイトを参照。右上の作品です。

オープニング・パーティーも和やかで楽しかった。うらたさんともたくさんおしゃべりできたし。久し振りにたくさんの友達にも会えた。ある出席者のコイバナで盛り上がったし。ああ、僕たちはいくつになってもコイバナが好きだなあ。

2次会もほぼ全員が参加。ああ、飲みすぎた食べ過ぎた。このカロリーオーバーを取り戻すには2週間かかるな。でも楽しかったからいいや。

そしてヘロヘロで帰宅したのは夜の11時。そして酩酊した僕の目の前に、酔いを吹き飛ばすような、ちょっと目を疑う光景が広がっていたのだった(以下次号)。