我が家の玄関先にタヌキあらわる!!

banka-an2007-09-02


そういうわけで昨晩は「うらたじゅん個展 夏のてっぺん」の初日パーティーに行っていささか酩酊、ヘロヘロで帰ってきたのは夜11時だった。そして酩酊した僕の目の前に、酔いを吹き飛ばすようなものがその姿を露にしていたのである。

結論から言おう。


タヌキだ。

ここでいつもの「蕃茄庵日録」のパターンだと、それは庭に置いた信楽のお土産だったり、厚化粧した長女・花子(仮名・中2)だったりするのだが、今回は本当にタヌキだったのだ。

最初は、玄関のアプローチのところに黒くて丸い影があったので「また野良猫か」と思っていつもどおり門扉を開けたんだけど・・・・。目が合ったそいつは妙にとがった鼻面をしていた。

タヌキ・・・・・? いや、こんな都会とは言わないが決して田舎じゃない町の駅周辺にいるわけない。

アライグマ・・・・? ああ、ペットにしている人結構いるものね。大学通りにも自転車の前かごにアライグマ乗せてて散歩している有名なおじさんがいるし。いや、こいつの尻尾はシマシマじゃない。

ハクビシン・・・・? 近年首都圏の住宅地で繁殖して害獣化しているっていうし。いや、こいつの鼻筋に白いラインなどない。

となると、やっぱりタヌキだ。化かされたんじゃないかって? 飲んで帰って家の前でタヌキに化かされるなんて、それじゃまるで「三丁目の夕日」だ。

証拠写真があるのだ。

幸いパーティー帰りなのでカバンにデジカメが入っているはずだ。合った目をそらさぬように手探りでカバンを探って撮ったのが下の写真。

フラッシュを焚いても逃げもしない。3枚撮らせてくれた。

そしてクルッと身を翻すと庭の奥の闇に消えた。


昔から、というか僕が子どものころから一橋大学の雑木林の中にタヌキがいるという伝承があった。その後も不確かな目撃談はあった。それにタヌキ等の野生動物が人里に下りてくるというの近年全国的に見聞する傾向だし。

でも、それが駅から徒歩3分の住宅地、というか準商業地(隣はクリーニング屋さんと日本料理店、向かいはパン屋さん)に現れるなんて。そしてなんの警戒心もなく僕ごときにやすやすと撮影されるなんて・・・。

これは、心温まる町の話題なのか、自然界のサイクルが破壊されたことによるクライシスの象徴なのか・・・。ちょっとわからないところだ。識者のコメントを待ちたい。

ちなみに、ここで言う識者とは主に近江の「狸亭」の関係者各位に向けての問いかけである。

また国立のお旧い方々にも「国立タヌキ事情」について伺いたいところである。