梨園の貴公子たち in くにたち

一昨日の日曜日は、別に終日タヌキ騒動の余韻に酔いしれていたわけではなくて、ちゃんと活動していた。

今、僕はキャットフィッシュのマスオさんと秋から冬にかけてのプロジェクト(面白いけど全然もうからないのはいつもどおり)の準備にかかっていて、その打合せにいってきたのだ。順調な進行で、ちかぢかここでも告知いたします。

その帰りに駅前を通りかかると「たましん(多摩信用金庫)」の前に人だかりができていた。

梨を売っていた。

実は国立は梨の名産地で、市南部にはいくつもの梨農家がある。しかしどの作物農家にも共通した悩みなのだが、高齢化と後継者不足に困っている梨農家が多いのだ。

このままでは国立の名産品が危ない!!

立ち上がった男たち (と女たち) がいた。「くにたち梨園ボランティア」が立ち上げられたのは7年前。無償、手弁当で農作業から販売までボランティアで支援して、晴れて収穫の秋を迎えた「梨市」だったのだ。

揃いのTシャツとキャップ。Tシャツには「くにたち梨園ボランティア」のロゴ。みなさん実に生き生きと働いている。いいなぁ、楽しそうだなぁ。仲間に入れてほしいけど、僕はものすごく農作業に向かない性格と体力だから無理かなぁ(卒論は「農政」なんだけどね)。

もちろん1袋購入して帰った。

一個はあえて冷やさずにぬるいまま食べる。うーん、梨狩りの味がする。あとはキンキンに冷やして。当然、美味い。小さい町だけど、この町にはいろんな楽しみがある。タヌキもいるし(まだこだわってる)。