水戸黄門最終回スペシャル

banka-an2007-09-17

今日のハイライトは「水戸黄門最終回スペシャル」である。水戸と紀州の確執に端を発した陰謀サスペンス。

前回のスペシャルがサイドストーリーを詰め込みすぎてトッチラカッテしまったのでその反省を踏まえたのだろう、一本筋の通ったストーリーで楽しかった。

ゲストスターが出色。紀州候が平幹二郎、根来のエージェントに萩原・深夜通販・流行、紀伊国屋文左衛門に中村・紋次郎・敦夫、高尾太夫に野田よし子、かつての立川志らく映画のヒロインだ。他に辻萬長、佐藤仁哉、西田健国広富之堤大二郎

そしてオープニングのキャストを見ていて嬉しかったのが貝原・養生訓・益軒。いやミドルネームは要らない、貝原益軒。それがテリー吉田こと(言わない言わない)吉田輝雄なのだ。

キネマの怪人・石井輝男監督作品の多くに主演した伝説の俳優。伝説というには作品数はすごく多い。吉田輝雄のフィルモグラフィー ←←クリック!!



ずっと一緒に旅をしてきた柘植者の少女・アキ(斉藤晶。ここでいう「柘植者」とは柘植の里の忍者のこと。「つげ義春ファン」のことではない。いや、余計なことを申した)も今日で卒業。最初はほとんど台詞もない赤ちゃん同然の幼児だったが、すっかり娘さんらしくなった。名残惜しいがいい引け際、いい潮時というものだろう。引け際を失う悲劇は由美かおる一人で十分である。


そして来週からは「浅草ふくまる旅館」がまた始まる。西田敏行木野花渡辺いっけいという芸達者を揃えながら、脅威のユルユルと戦慄のズルズルを誇るあのシリーズの再開だそうである。僕が台東区長なら「浅草を名乗らないでいただきたい」とねじ込むところである。

まあ、この時間帯のドラマは「水戸黄門への飢餓感をあおるための装置」だそうなのでこのくらいがいいのかもしれない。僕も来週からの数ヶ月は月曜日も残業できて仕事がうまくまわりそうなので、ちょっとホッとしている。


はい、水戸黄門を見るために毎週月曜日は定時で帰ってましたが、何か?