バーゲンは難しい。

昨日のことなんだが、仕事で都内と都下を経巡っていた。そしたら都内も都内、東京駅前の某百貨店が新館への移転間近で大バーゲンをやっていた。そう、丸に大の字のあのデパート、志ん生に言わせればデバートである。

目玉商品の一つが紳士服バーゲン。ビジネススーツが2着で19,000円である。安い、これは。8階催事場に急いだ。

いや、驚いたね、たくさんある。僕は今や「A7」の超・標準サイズなので、いくらでも選べる。はずだったのだけど・・・・。凄いんだこれが。なんか柄が凄いの。普通のグレートか普通の紺とか普通の茶とかがないの。なんか嫌がらせみたいな柄ばっかり。

例えばライトグレーのチェックの中にクッキリと太いピンクの線が踊るスーツとかばっかり。ビジネス・スーツというがこれを着こなせるビジネスというのもちょっと凄いビジネスだろう。2着どころか1着も選べなかった。

意気消沈して中央線に乗り都下に向かう。一通りの仕事も終わって降りたのは都下も都下。地元の谷保駅である。

駅前の和菓子の紀伊国屋でバーゲンをやっていると折り込みチラシにあった。なんでも全品半額だとか。僕はここの白餡をホワイトチョコでくるんだ「ゆすら」と「粟大福」が好き。ダイエット中だけど、半額なら思う存分食うてこましたるわい。と思ったのだけど凄い混雑。お客は全員女性。みんな、とは言わないけど僕より年上と思しき人がほとんど。うーむ、ここに飛び込む勇気は無いぞ。

そういうわけで、「思う存分食うてこます」どころか串団子一つ買えなかった。意気消沈して、肩を落として大学どおりを北上した。

どうもバーゲンというのは難しい。勉強しなおしてまいります。そして大仏餅を腹いっぱい・・・・