ハロウィンの工作員、それはフーマンチュー

banka-an2007-10-21


今日の午前中はずっと工作をしていた。といっても河本大作ではない。別に張作霖を爆殺したりしない。一生懸命、刀を作っていたのだ。って俺は干将莫耶か。いやいや、「ハロウィン イン くにたち」の準備である。ジェイソンの得物の山刀をボール紙で作っていたのだ。

そう、僕はジェイソンのコスプレで交通整理をする予定である。原則としてハロウィンはオバケに扮装する。解釈を広げれば、怖いものならなんでもOK。だからジャガー横田でも江波杏子でもOK。夏木マリはギリギリか。

次男・三吉(仮名・小5)は「仮装コンクール」でグランプリのディズニーペアチケットを狙うので気合が入る、僕の。本人は別にやる気はない。

シノワズリーでコーディネートする。中国趣味で怖いものと言ったらやっぱり紅衛兵だけど、あれは集団だから怖いのでひとまずおいておこう。

やっぱりキョンシーだな。これなら手持ちのものでいけるぞ。1970年に祖母が香港観光に行ったときに買ってきたシルクのチャイナ服。それと7年前に僕が大連で買ってきた辮髪つきチャイナ帽。これで額に黄色いお札を貼ればキョンシーだ。

うーーーん。今ひとつだなあ。キョンシーに見えない。いや待てよ、お札よりもドジョウヒゲを描いて、と・・・・。ほらこっちのほうがいいや。怪人・フーマンチューの出来上がりだ。

欧米人が抱く、東洋人の得体の知れなさに対する恐怖を具現化したキャラクター、それがフーマンチューだ。ドラキュラに並ぶクリストファー・リー(クリストファー・リーブではない。クリストファー・リークリストファー・リーブは、ウイリアム・S・ハートとウィリアム・ハート、デビット・リンとデビッド・リンチと同じぐらい違うぞ)の当たり役だ。

いや、そんなことはどうでもいいけど、これは完成度が高いぞ。なかなかいい線いっている。

でも、審査員さんにフーマンチューがわかってもらえるという保証はない。やっぱりキョンシーにしておこうか。