くにたち市民まつり 2007

banka-an2007-11-04


「ALWAYS 続・三丁目の夕日」の舞台挨拶のとき、堀北真希ファンの男が舞台に乱入しようとして吉岡秀隆堤真一に取り押さえられたそうである。予想外の出来事に挨拶は一時中断、不測の事態に備え、堀北真希を始め小雪薬師丸ひろ子もたいまさこらの女優陣は退場。吉岡、堤、三浦友和、山崎監督の男性陣だけで再開したとか。

詳細は、こちら

多くの人が喉まで出かかってぐっと飲み込んだことだろう。

「いえ、もたいさんは・・・・」



そんなことより、「くにたち市民祭」である。毎年、天下市のうち日曜日が「くにたち市民祭」で、国立が一年でもっともにぎやかな一日だ。ツレと二人で行ってきた。

メインストリートの大学どおりが歩行者天国となる。パレードがオープニングを飾る。

市長以下市議団が先頭を切り、消防庁のバトントアラー、吹奏楽団が続く。さらに市内の少年野球やボーイスカウト、市民団等も続く。民謡の花笠音頭のパレードは壮観。ほとんどがおばあさん及びおばさん。おじさんが二人だけ。さぞかしモテモテだと思う。

棹尾を飾るのが谷保地区の各集落の天神囃子の山車。勇壮かつ洒脱。かっこいいなあ。

そのうち、「S囃子(仮名)」が目の前を通り過ぎる。先頭で山車を引っ張っていた肝煎りらしきおじさんが、ツレを見ると懐かしそうな顔をして、

「おおっ!! ちょっと引っ張って行きなョ」

と声をかけてきた。嬉々として隊列に加わるツレ。妙に顔の広いやつである。

取り残された僕は見物の人波をはずれ、天下市の「小林亭&バンブー」のフレンチトーストを食べたり玉コンニャクを食べながら、時に止まったりもしながらゆったりと進む「S囃子(仮名)」の山車を遠目に眺めていた。

やがて山車は定位置に止まった。ツレは・・・・と探すと、山車のそばで赤ちゃんを抱っこしている。僕が声をかけると、そばにいたお母さんに赤ちゃんを返し、おかあさんと肝煎りのおじさんに手を振ってこちらに帰ってきた。

知り合い?

「ううん、全然。さっき初めて会った。引っ張って行けって誘われて面白そうだから引っ張ってみただけ」

あの赤ちゃんとおかあさんも?

「うん、おじさんが“抱っこしてみたいだろ?”って言うから抱っこさせてもらったの。可愛かったよ」

そうなんだ。おれはその間、小林亭のフレンチトースト食ってたよ。

「そう。おじさんにも“彼氏を放っておいていいのか”って言われたんで、22年連れ添った夫だから別にいいって言っておいた」

・・・・・・。途中、止まってなかった?

「そうなの。メインステージで、K高校のチア・リーディングショーがあったでしょ? そしたらおじさんたちの足が止まっちゃって(笑)」

なるほど、首都高速の「見物渋滞」っていうのはこのようにしておきるんだな。


そのあと「滝乃川学園」の出店に寄った。「滝乃川学園」とは市の南部にある、日本初の知的障害者福祉施設である。同学園については10月8日の日記に書いたのでぜひお読みください。

毎年、市民祭には園生による各種工芸作品が展示販売されている。

がっしりと逞しい実にいいベンチがあった。これはいい。聞くと材料は、払い下げられた選挙ポスター掲示板の杭の部分だそうである。それはがっしりとしているわけだ。選挙のたびに設置される選挙ポスターの掲示板を見て「もったいないな」と思っていたのだけど、このような形で再生しているとはいいなぁ。

庭に置いたらいいなぁ、と衝動買い。2700円と激安。幅も3尺ある。

当然、持ち帰りなんだけど、これがまた重いんだ。なにしろ杭だからね、がっしりしているんだ。担いでいると肩に食い込んでくる。途中2回ほど休んだ。肩から下ろしたベンチに座って一休み。いい買い物だったとは思うが、いまだに肩が痛い。