A2展千秋楽 プロの仕事

banka-an2007-11-25


A2展、本日最終日。たくさんのご来場ありがとうございました。展覧会の最終日というのはいつもなんとなくさびしい気持ちになってしまうね。やっと終わったという気持ちとまだまだ続けたいという気持ちが交錯してね。

次は「はがきゑ展」ね。今年からは林静一さんも参加してくれますんでね。いっそう華やかでげすよ。みなさまどうぞお楽しみに。12月14日から24日までです。小さなはがき一枚を最大限に使ったプロの仕事たちを堪能してくださいね。近々、ちゃんとインフォメーションしまっす。


そうそう、昨日の話の続きである。

そういうわけで水丸さんと花田紀凱さんに招かれて「編集会議」誌の表紙に登場したのだ。

まわりはプロの腕利きの編集者ばかり。対する僕は素人のナンチャッテ編集者。かといって負けるわけには行かない。会社の看板を背負って登場したのである。

かといって、まともにやって張り合えるわけがない。さてどうやって目立つか。

「さあー皆さん、水丸さんの周りに集まってくださ〜い」

目立ちたいのは皆一緒。それぞれ会社の看板を背負って来ているのである。で、最前列の方に出て行く人もいるのだけど、僕は迷わず自分から見て右側の最後列を選んだね。つまりカメラから見て左の一番上。

みなさん雑誌作りのプロだから表紙の出来上がりは想像するのだけど、書店における陳列までは想像しない。僕は一応、書店ウォッチングのプロである。この手の専門誌が書店でどのように陳列するかを想像したのである。

現在、書店の陳列面積に比して雑誌のアイテム数がすごく増えている。つまり置ききれない。部数の多い雑誌だったら表紙を見せて平積みされるのだろうけど、この雑誌だったら、雑誌棚に面陳(表紙を見せて陳列)されるが、ウロコ陳列になるだろう。

ウロコ陳列。つまり魚のウロコのように、表紙の一部ないし多くの部分が重なった状態で陳列されることが容易に推測できたのである。だから左の上にポジショニングすれば、どんなにウロコ陳列されても常に僕の姿は表に現れる、とこういう寸法である。

って6年も7年も前のこんな些細なことを自慢するというのも寂しい人生ではあるな。ハハン。