昨日、最終回と書いたのに、舌の根の乾かぬうちに前言撤回、続きである。せっかくイイ話で終わったのに(イイ話か?)もったいないけど、思い出したことがあったのでしかたがない。続けます。
海外旅行に忘れてはいけないもの。それはまずパスポート。これがないと出国できないし、入国できない。そしてまた、あってもできないことがある、というお話である。
この春、北京に遊んだとき、パスポートと人相が変わりすぎていて、入国のとき大変だった話はこの日記にも書いた。今日はそれをふまえた話なので、ぜひもう一度、その件をお読みいただきたい。
「北京で足留めされた話」 ← ← クリック!!
読んだ? 読まないと次に進めないからよろしくね。
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とまぁそういうわけで、北京ではえらい目にあった。あの時は個人で遊びだったから笑い話だけど、今度は団体でなおかつ仕事である。シャレにならない。なにか対策を考えなければ。
わざと失くして(切り刻んで捨てて)再発行と言うのも考えたんだけど、それもちょっと気が引ける。お上を欺くと言うのはちょっとね、小市民としては決心しかねる。
そこで思いついたのが「第2のパスポート」作戦である。
僕が中年男のダイエットの事例として雑誌ターザンに載った件はおはなししたと思う。
(下の写真をクリック)
これを無駄にする手はない。これを第2のパスポートとするのだ。上のページ、つまり僕の変貌をビジュアルで説明したページをレトルトパウチして係官に見せればいいのだ。
しかし日本語がわからない人に見せても今ひとつわかりにくいかも。というわけで表紙とともにAB面とする。そして英語で説明書きをつけるのだ。英語は不得手なので翻訳サイトを活用して作ったのは下記の英文。
「This is famous magazine "Tarzan" of Japan that made health a theme.
Because I decreased weight by 42 kilograms, it is published in this magazine.」
「これなるは健康をテーマにした日本の著名な雑誌「ターザン」なり。我は42キログラムの減量を成したによってこの雑誌に載ったものなり」
の英訳である。英訳したものをまた翻訳ソフトで和訳して意味を通ったので、そうは間違ってないと思う。
そしてその説明書きを表紙に貼り付けた上でパウチした。これで完璧。ベトナム語ならなおいいのだけど、さすがに日越翻訳ソフトはフリーではない。まあ入国管理官なら英語くらい読めるでしょ、きっと。
と、このように苦労して作成した「第2のパスポート」の活躍だが・・・・、残念ながらなかった。
なんの躊躇もなくスンナリ通ってしまったのだ。なんだ残念、すこしは怪しんでくれ。