「駅馬車」のこと

つまり、「駅馬車」である。言わずと知れたジョン・フォード監督、ジョン・ウェイン主演の西部劇。名作中の名作である。1939年、アメリカ。つまり70年前の映画、つーことになりますな。

トーマス・ミッチェル

この映画を初めてみたのは確か小学校6年生の時だった。国立だか立川だかは記憶が確かでないが、父に連れられてどこかの名画座で見た。昔はオーバーに言えば中央線の各駅ごとに名画座があって、今とは比べ物にならないほど豊穣な環境だった。

興奮したなぁ。ジョンウェインのかっこよさ、そしてトーマス・ミッチェルのかっこよさ。シャープで豪快なアクション。スピーディーな展開。

スピーディー・ゴンザレス   ←しつこい。

そんなわけで、山県有朋の別邸からの無理な連想でトーマス・ミッチェルのことを思い出してから、もう一回「駅馬車」を見たくなってしまった。

買いましたよ、DVDを。近年、各社から出ている神をも畏れぬ廉価版の。

各社から出ているので、エイヤッ!!と勘で選んだらハズレでしたね。パッケージの解説からして間違っている。「トントからニューヨークのローズバーグに向かう駅馬車に乗り合わせた9人の・・・」って、ニューヨークじゃなくてニューメキシコだよ。駅馬車でどんだけ走るつもりだよっ(といいつつ、距離感は今ひとつわかってない)。

それから字幕がダメ。訳が間違っているんですよ、なんてことが僕にわかるわけはなくて・・・・、時々字幕がなくなるの。数秒間、字幕が無かったりするの。ヒアリングのテストかよって。

でも何度か見てる映画だし、複雑な台詞があるわけではないので大丈夫だったけどね。←ちょっと見栄。