同じ顔

夜に同じ顔の人間が3人いるということは、僕がビヨルン・アンドレセンを見るたびに「もう一人はどこにいるのだろう」と長嘆息することで、読者諸賢におかれましてはすでにご納得いただいていることと思う。

俺と同じ顔の人

銭ゲバ→アシュラと来て土曜日の話題をすっかり引っ張ってしまったのであるが、今日、書くのは月曜日のことである。

仕事帰りの国立駅頭でのことである。塾帰りの小学生の一団の中にうちの次男・三吉(仮名・小6)がいた。黒のベンチウォーマーコートにリュック姿。

「三吉、なにやってるんだ?」

の声が喉まで出掛かったんだけど・・・。あれ? こんなコート買ってやってないぞ。それにこんなブランドのリュックも。つーか、だいたい塾になんか通って無いじゃん、三吉は。

でも・・・、背格好は同じ、髪型も、メガネも同じ、とにかく顔が・・・、薄暗くて断言は出来ないけどほぼ同じなのだ。あまりに似ているので、なんか不安に駆られて、小走りで帰宅した。

「三吉の身に何か・・・・」

果たして三吉はリビングで「モンスターハンター」の攻略本で研究中だった。あ、やっぱり別人だったか。

それにしてもどこの子だろう。世に同じ顔の人間が3人いるというが、そのうちの二人がこんな小さい町にいるとは驚きだ。僕の相方は遠くヴェネツィアにいるというのに(←しつこい)。