someoneとeveryman

昨日の話だけど。


前の晩(土曜の夜)は深夜のドライブをしたりして、日曜の朝は朝寝坊。日中は無為に過ごす。


夕方、ツレを誘って「押田」に。誕生日に何にもしなかったのでその埋め合わせ。といいつつ、うちは二人とも消費意欲が著しく低くてお互い欲しいものが無いので、もう長いことプレゼントの遣り取りはしてないのだけど。


押田は国立東、というか、ギリギリ府中市鰻屋さん。故・山口瞳先生がこよなく愛した店だ。

事前に電話しておいたので、親方が山口先生所縁の「寒庵」をとっていてくれた。寒庵はこのお店が改築する際に山口先生のアイディアで作った小座敷だ。

離れじゃないけど、ちょっと離れのような感じ。六畳の和室の隠れ家だ。

「寒庵」はもちろん「someone」。先生のデビュー作「江分利満」=「everyman」と対を成す洒落だ。入口の扁額の揮毫は山口先生で、彫刻は関敏先生。

床の間の軸は関頑亭先生の仏画に山口先生の賛。

さらにもちろん美味しい鰻(蒲焼定食の「上」)に美味しいお酒。まさに聖地での至福の境地である。

これで明日からの一週間、頑張って働くぞ!!って思った。


そして、今朝。ま、気のせいかもしれないけど、いつもの月曜の朝よりは足取りが軽かったと思うよ。