外回りをしていてギョッとした。剣呑な気配。
気を発しているのは郵便受け。
九龍城・・。
しかもゲストハウス。
九龍城についての解説はいるまい。もはや「魔都」とは呼ばれなくなった香港で、最後まで残っていた「魔窟」だった。
不法建築のビルに、これまた不法建築のビルがまるで寄り掛かるように寄り掛かかって建っていて、そのラビリンスには大陸からの不法滞在者たちが怪しいコミュニティを形成していた(という)。
城好きだけど行ったことない。度胸がなかったわけじゃない。間に合わなかったのだ(うそ。強がり)。
九龍城、そして、ゲストハウス。
このビル、九龍城を名乗るにはいささか貫禄不足だが、まぁ、いい線は行っている。
このままあと10年くらい寝かせておけば、もっといい味がにじみ出てくるかもしれない。
そうしたらリベンジだ。“定年記念”に泊まってみたい。
それまで生き長らえてくれ、九龍城よ!!
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