不思議な映画である。あれ以来、ことあるごとに反芻している。気がつくと「へんりっく」のことを考えている。
先週土曜日、一緒に見に行った友達のトニー・セイントとトズちゃん。帰りも一緒で、映画の感想を言い合いながら帰ったのだけど、イメージ･フォーラムから渋谷駅の短い間では、それぞれの意見はバラバラだった。意見の一致を見ることはなかった、「面白かった。もう一度みたい」以外は。観た人の数だけ解釈の仕方があるのだと思う。
そんなことを考えながら広げた読売の夕刊。中ほどの映画欄。
「へんりっく」が紹介されている。
還暦目前の偏陸さんの後ろのスクリーンの中で婉然と微笑む20代の偏陸さん。この美青年がこのあととんでもない仕儀に及ぶのだ。映画にあるまじきこの行為。なんて、脱ぎっぷりのいいこと、身も心も。
そうそう、「へんりっく」の公式サイトを見ていたら初日の模様が映っていた。詳細は下の写真をクリック。
この写真、撮ったのトニーである。カメラを持って開場前のイメージ・フォーラム周辺を歩いていたら、プロデューサーから当日の公式カメラマンに任命された。それはそうと、と言うべきか、それにしても、と言うべきかなんだけど･･･、石川監督、ちょっと大きすぎないか？
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