東京都北区赤羽

僕は東京生まれの東京育ちだが、東京のことは驚くほど知らない(誰が驚くのかは知らないが)。

特に東部、東北部に暗い。江東区は人形作家の石塚公昭さんの知遇を得てから時々行くようになった。台東区荒川区は大学時代、いわゆる「山谷地区」の工場でバイトしてからちょっとは知ってる。

北区、足立区、葛飾区はほとんど知らない。もしかしたら行った事がないかも。理由は単に用事がないからだ。当然、北区、足立区、葛飾区の人で国立に来たことのない方も多いだろう。というか、国立に用事のある人ってのも珍しいだろうけど。


ところがそんな僕が、最近行ってみたい町がある。

東京都北区赤羽だ。


かつて高校から大学にかけて、芭蕉翁に憧れて東北への旅を繰り返していた。帰途、上野行きの東北本線が、川口を越えて赤羽を通過すると、「やっと帰って来た」とホッとした。と同時に旅の終わりを実感してちょっと淋しかった。武蔵野線でショートカットした方が30分近く早く帰れるのだけど、旅の終わりを味わうタイミングが掴めないので、もっぱら上野まで東北本線で行った。赤羽は通過するだけで降りたことのない駅だった。

いや別に、だからといってそれを理由に今さら行きたくなったわけではない。きっかけとなる本があるのだ。

それは清野とおる著『東京都北区赤羽』である。

『東京都北区赤羽』


これが面白いんだ。長女・花子(仮名・高一)に奨められて読んだらすっかりはまってしまった。

その作品世界については明日ゆっくり語ろうじゃないか。

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