ドラマ『坂の上の雲』を見る

先週、和歌山から帰った夜が第一回で、昨夜が第2回。NHKドラマ『坂の上の雲』を見る。


司馬作品はそれほど多く読んでいない。スタートが遅かったことが原因の一つ。中学生の頃、この『坂の上の雲』(原作)を奨められてまるでわからず投げ出したことが原因とは思わないが。

謦咳に接したことが2回だけある。一度目は仕事で、その時いただいた手紙と言うかミドリのサインペン(色のミドリである。みどり夫人のことではない)の走り書きメモの、

「あの晩は楽しかったですね 遼太ろ」

は今も僕の宝物となっている。

2回目は作家の工藤美代子さんの結婚パーティー。遠目にお見かけして、ご挨拶しようと思っているうちに中座して帰られてしまった。


で、ドラマ『坂の上の雲』である。見どころなんと言っても子規と妹・律である。この2人のことを語ったり考えたりしているとつい興奮して、下手をすると涙ぐんでしまったりするので要注意だ。

子規と律のことは、鳥越碧が『兄いもうと』という小説に書いていて、これがまたおすすめである。

この作品については
蕃茄山人さんが実にいい書評を書いているからぜひお読みなさい。

で、ドラマ『坂の上の雲』である。ドラマの中で学生である子規(香川照之。大好き)や秋山真之が、娘義太夫にうつつをぬかすシーンがある。そこが凄くよかったなぁ。演目は「壷坂観音霊験記」だったかな。可愛らしい太夫が熱演のあまり身悶えすると一緒になって身悶えして、簪を落とそうものならもう大パニック・・・。って、ものの本に書かれた当時の「どうする連」そのものだった。


そしてエンドロール。「義太夫監修 水野悠子」とある。嗚呼、水野さん!!

上で僕の述べた「ものの本」の著者じゃないの。

  知られざる芸能史娘義太夫  江戸東京娘義太夫の歴史


鶴澤寛也師匠や金原瑞人さんのご縁で何度もお会いしたことがある。八重洲口の居酒屋「北海道」に行ったこともあるぞ。美人で可愛らしく、当然ながら聡明なので、僕はファンなのである。


そんな本筋以外のこともあってずいぶんと楽しめた。来週も楽しみ。



///////////////////////////////

人気ブログランキング参加中。ぜひクリックください!!

 人気ブログランキングへ
            

皆様の1日1クリックだけが、毎日更新の励みです。ただいま「サラリーマン部門」19位。