谷保天句会

今日は我らが氏神様、谷保天満宮で「谷保天句会」。「自然と文化を守る会」の主催だ。

宗匠はもちろん嵐山光三郎先生。宗匠補佐が㈱サトウの佐藤社長とエソラのマスオさん。僕も宗匠補佐の補佐として出動した。

メンバーは「自然と文化を守る会」のメンバー。僕はメンバーじゃないけど。元・国務大臣、大学の先生から、蕃茄山人まで国立在住の40余名が集まった。今回で第3回だ。


句会は互選方式で、席題は「雑炊」「焚火」「冬空」。


一席はS氏の作品で、

「富士山が近くに見える冬の空」



二席は山口瞳氏のエッセイでもお馴染みの植繁の親方の、


「懐に焚火の匂い持ち帰る」

うーん、いかにも植木屋さんの親方らしいいい句だなあ。



三等はK氏の

「冬天に打つ拍子木の凛として」


同率で、これは僕も投票したんだけど、H嬢の、

「燃え尽きぬ焚火の中のラヴレター」


この句が議論を呼びましてね。いや議論を呼ぶこと自体が意外なんだけど、このラブレターが自分がもらったラブレターだと解釈した人が結構いたのである。僕は当然、自分が書いて出すことが出来なかったラブレターだと解釈したけどね。

第一、せっかくもらったラブレターを燃やすわけないじゃんと強く主張したら、たしかに君はそういう性格だと言われてしまった。

当然ながら、後で作者に聞いたら、自分で書いたものだった。




僕の句だが、そこそこの得点をいただいた。


「通信簿くべれば焚火なお赤し」


いささかベタで、いい出来ではない。「赤」が炎の赤と点数の赤の二重の意味があるのは言うまでもない。そしてもうひとつ。学問の神様である天神様への挨拶句でもある。ってひどい挨拶だなぁ。



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