名編集者俳優

昨日、ドラマ「坂の上の雲」を見る。第3回。第一回が和歌山から帰った日だった。ということは、和歌山から帰って2週間か・・・。旅日記「美山の里で紅葉狩り」、早く続き書かなくちゃ。


それはともかく「坂の上の雲」である。

自分では熱心に見ていたつもりだったのだが、家族から指摘を受けた。

落ち着きがない、と。集中してない、と。


そういわれてみるとそうかもしれない。いや、先週からそんな気はしていた。

正岡子規(香川照之)が出ているときは食い入るように見ているんだけど、それ以外のときは、新聞を広げたり、携帯電話を触ったりしていたのだ。

いや、本木さんも阿部さんも好きな俳優さんではあるし、ストーリーも面白いのだけど・・・。多分、僕は「国家の大計」への関心が薄いのだな、きっと。いや、間違いない。


特に昨日は、子規が「新聞・日本」に入社する場面が予想された。楽しみだったのが、誰が陸羯南を演じるか。

わくわくしながら見てたら、佐野史郎さんじゃないの。これはいいなぁ。


いまや蕃茄山人の共演俳優としても知られる佐野さんである(うそですよう)。件の「美代子阿佐ヶ谷気分」では主人公の安部慎一を支え続けた編集者の役だった(モデルは「万力のある家」「北冬書房」社主の高野慎三さんである)。


一方、「坂の上の雲」。子規を物心両面で生涯サポートした陸羯南。いうまでもないが「新聞・日本」の社主でありジャーナリストであり編集者である。

つまり、両者はほぼ同じキャラクターなのである。「稀有な表現者を支えた名編集者」をやらせては佐野史郎さんの右に出るものはない、といわれる日もきっと近いと思う。


うーむ、今日は「坂の上の雲」の感想を書くはずだったのだが、民族主義者の陸羯南アナキスト(?)の高野さんを並べて論じることとなってしまった。これはえらいことになってしまったぞ。


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