背中に爆弾が落ちたよう

寒い。この冬一番の寒さだそうである。この冬一番・・・。俺は言いたいね、



二番じゃいけないんですか? と。



都内に向かって通勤する僕ですらこれである。高尾山の麓の学校に通う長女・花子(仮名・高1)はもっと寒いようである。こんなに寒いと思わず入学したらしい。


しかもコートを着ていないのだ。


制服のコートのデザインが気に入らないとか。


若さというのはどうにも不自由なものである。



僕はコートはもちろんベストも着ているが、なおも寒い。カイロも付加している。毎朝、前面と後方に貼り付けるのであっという間に買い置きが底をついてしまった。

どこかに無いかなと押入れの奥のほうをさらっていたら怪しいのが出てきた。ちょっとみたら結構古そう。消費期限は・・・・、

1994年6月

ええっ? なんと花子とほぼ同じ年齢である。そんな古いもの、ちゃんと発熱するんかいな。


しかも「貼るタイプ」ではない。不便。両面テープを使って装着した。何しろカイロの表面は起毛した不織布だからテープがつきにくい。よおし、がっちり厳重につけよう。


それにしても消費期限1994年である。心配だなぁ、今日は寒いのに・・・、と思っている間に温かくなってきた。おお、根性がある。戦時中の不発弾のようである。


熱くなってきた。


熱い。


熱すぎる。


こりゃいかん。落語の「強情灸」じゃないが、「背中に爆弾が落ちたよう」である。


でも、参ったなぁと思っている間に温度は下がり始め、いつしか人肌以下になってしまった。「熱しやすく冷めやすい」かぁ?


こうなるとカイロはゴアゴアゴロゴロして邪魔な存在である。剥がそうか。


しかし、なにしろ表面が起毛した不織布である。しっかりつけた両面テープはシャツ側に残ってしまった。


ワイシャツがアンダーシャツにペタペタくっついて妙な塩梅であることよのぉ。


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