爆笑につぐ爆笑に続いての美酒佳肴に日の高いうちから酩酊状態。久しぶりにお会いする人も多く楽しかった。
楽しかったが、次があるので中座。
続いては新宿中央公園へ。この季節の新宿中央公園といえば花見だ。
「僕らのアニキ」こと杉作J太郎さん率いる「男の墓場プロダクション」の花見。寒がりな僕は屋外での花見酒は苦手なのだけど、ここだけは別。
杉作さんは映画監督、漫画家、ライター、編集者、バラエティタレント、ラッパーと、マルチな才能を持つ人。「男の墓場プロ」は多彩な顔を持つ氏の映画制作のユニットだ。
名著『恋と股間』(理論社)については蕃茄山人さんが、いい書評を書いているのでご覧ください。
花見もユニーク。「32時間耐久花見」。今日3日(土)の15時にスタートし、明日4日(日)の23時に解散という、男の墓場方式。こんな乱暴な花見に、毎年、杉作さんをアニキと慕う野郎どもがあつまる。
僕もその1人。もちろんジジイなので通しでは参加できないけど。先日、寛也師匠の稽古場から行きがけの駄賃に強奪した越後の銘酒と、さっき雑司が谷で買った「さくら餡どら焼き」を持って参戦した。
定刻ぴったりに行ったら公園は花見客の花盛り。どこにいる杉作さんは。みつからない。電話をしたら、
「買い物をしてて、今、現地に向かっているとこです。先に行っててください。○○の前です」
そこに、あの男の墓場のノボリがあるんですね。
「いえ、ノボリは今僕が持ってます(笑)。何人か場所とりで陣取ってますからわかると思います。」
行ったら、わかった。ノボリは無いが、なんとなく人相風体でわかる。同属のにおいか。
程なく杉作さんも登場し、ノボリも立てられ宴は始まった。杉作さんを含む3,4人以外は初対面の人ばかりだったけど面白かったなぁ。
(これが話題のノボリ。注目度抜群で写真を撮っている花見客もあった)
また近くでは、さすが新宿で、有名なSMクラブ(僕は初耳だったけど、同席の人が教えてくれた)がお花見をやっていた。出勤前の女王様や奴隷さんたちが仲良くサクラを愛でる図は、なかなか得がたい奇観だった。
19時ごろには突然のにわか雨。雨宿りも出来ない。周りの団体も見る見る撤収していく。わが男の墓場軍団は「32時間」のミッションがあるので、みなダンボールを傘にやむのを待った。
感動したのはやんだあとの復旧のすばやさ。シートから水を落として裏返ししてペーパータオルでからぶき。避難させていた飲食物をすばやく並べる。それがあっという間にできあがった。なかにはドンキホーテに走り、テントを買ってきた人もあった。
申し訳ないが、後ろ髪を惹かれる思いで21時ごろには離脱させてもらったが、こうして僕が暖かい部屋でPCを叩いている今も、花見の宴は続いているかと思うと、「男の墓場だなぁ」と思う。
4月10日(土)は「親子でスイング」の日!!
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