「回転寿司」と「JALそば」の相克

今夜は長男・虎太郎(仮名・大3)が合宿で留守なので次男・三吉(仮名・中2)のたっての希望で回転寿司に。虎太郎は寿司嫌いなのだ。


実は僕も気が進まない。


「JALそば」という言葉がある。

十数年前、奥本大三郎先生が東海林さだおさんとの対談で語っていた言葉だ。

アマゾンの調査に何週間も行っていて、その帰りの飛行機。ナマズのてんぷらみたいなものばっかりずっと食っていて、夢に見るのはさっぱりとしたザルソバであるそうだ。

「東京に着いたらタクシーで並木藪でもいこうか。あー、ソバくいてぇー。」


そして何度目かの機内食、つい選んでしまうのが「日本食」。中に鎮座するガチガチに固まったザルソバ。

それまで夢に見ていたソバへの思いを、機内食のソバで安い「上がり」を果たしてしまう。それをJALそばという。


ま、揶揄な訳だが。でも、近年ではJAL自身が「JALそば」を名乗っている。

通販でも買える、「JALうどんですかい」と姉妹品の「JALそばですかい」。「そば de Sky」か。


「うどんですかい?」

まるで座頭市である。



それはともかく、回転寿司である。

明日、僕は旅立つ。先日書いた「頑亭先生の美術館ができる東北の港町」、本当に行くのである。

東北の港町である。寿司が不味かろうはずはない。というか、キャットフィッシュのマスヲさんによってすでに美味しい店がリサーチ済。特にホタテが旨いそうである。

そんな夜に回転寿司には行きたくないでしょう(回転寿司、大好きだけど)。「気が進まない」と書いた所以である。


そうだ、イナリとか納豆巻きとかカッパ巻きとかばかり食べよう。おお、そうじゃ。


と決心していったんだけど・・・、やっぱり食べちゃうんだよなー。オサカナを。

できれば、 「よしたほうがいいですよ」座頭市に止めて欲しかったなぁ。





は5月27日(木)まで!!

幻燈展 ←クリック!!


///////////////////////////////


ご意見、ご希望は下の「コメントを書く」欄へ。内密な話はメール