「国立訪八団」北へ(9) マノン・レスコーを拝む「道」

〔5月23日の日記 その9〕

おとといの記事で書き忘れてたけど「葦毛崎展望台」の前にドライブ・インがあった。その名は「ホロンバイル」。内蒙古自治区の都市の名だ。

かつては満州国の版図だったので、満洲ものの本などを読んでいるとよく出会う地名だ。おそらく経営者、または創業者が大陸帰りなのだろう。いずれじっくりお話を聞いてみたい。


さて、八戸線に乗って下の画像のような風景を愛でながら、八戸市の中心地・本八戸に戻ってきた。



プラット・ホームから町を見下ろすと、気になる建物があった。


「八戸マノン」


「マノン・レスコー」かぁ。この倉庫のような建物で。



駅を降りて近づいてみたら、果たして「八戸マノンヌード劇場」というストリップ小屋だった。コソコソ急いで撮ったのが下の画像。だってマゴマゴしてて中からコワモテのお兄さんとか出てきたらこわいじゃん。


思わず、携帯のストラップが写りこんでしまったよ、面目ない。


ストラップがストリップに・・、面目ない。


ちなみに開演時間は3時からと書いてあった。と言うことは僕が前を通った4時40分は上演中だった、はずなのだが、音楽は聞こえては来なかった。もしかしたら、一人でも客が入ったら上演が始まるのかもしれない。昔の池袋演芸場みたい。

ちなみに料金は5000円と書いてあった。営業していたのかどうかは結局わからなかった。


旧・八戸城の三八城公園を歩いた後、「⇒おがみ神社」という看板があったので行ってみた。


「おがみ神社」?


神社だけに「拝み」か?


でも、なんで平仮名?


と思ったら、もの凄く難しい字だった。

八戸城の守護社という由緒あるお宮さんであり、「義経北行伝説」の地でもある。

そこから5分ほどのところに今日の宿、「八戸グランドホテル」があった。ご当地随一のホテルだ。


チェックインをして鍵をいただいたのだけどビックリ。いやびっくりすることはないか。フロントの背後の壁には東山魁夷の「道」がかかっていたのだ。

東山魁夷「道」



つい二時間前に「ロケ地」を通ったところだったので、ちょっとジーンとしてしまった。



〔明日に続く〕