梨園の貴公子と、妻の陰徳について

昨日のことである。「くにたちスタジオ寄席」に行く前のこと。朝寝坊をして遅く起き、テレビを見ながら「何か忘れていたような・・・・」と考えたら思い出した。



梨園の貴公子のことを忘れてた!!」



この場合の「梨園」は、「りえん」ではなく「なしえん」と読んでいただきたい。



実は、国立は多摩川梨の一大産地である。いや、あった。市内に数多くあった果樹園が後継者難等で急速にその数を減らしたのだ。


そこに立ち上がったのが「梨園の貴公子」こと「梨園ボランティア」のおじさんたちである。受粉から剪定、収穫、販売まで手弁当のボランティアで手伝い、「国立の梨」を守ってくれている。



その販売日だったのだ、昨日は。それを思い出した11時過ぎ、下駄をつっかけて販売会場の「たましん前」に行った。


残念、もうテントの解体をしているところだった。




ああ、「早起きの三文の得」というが本当だ。朝寝坊はいかんなぁ・・・・・。と、反省。




そして、今朝。ダイニングに行ったらテーブルの上には梨。しっかり冷えている。もしかして・・・。



「うん、昨日の朝、ボランティアのおじさんたちから買ったよ」



でかした、妻よ。僕が惰眠をむさぼっている間に、そんな陰徳を積んでいたのか。



そしてその梨。素朴な味わいながらも瑞々しく、まことに結構でありました。





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