手拭いではなくフキンであることを女流義太夫三味線奏者の鶴澤寛也師匠によって看破されてしまった中国製ダイソーの「市松模様」に続いてのご紹介は‥。
その寛也師匠からの差し入れである。
国産も国産、「今治ブランド」の雄・コンテックスさんの「長尺タオル地手拭い」。薄手で丈夫なので、手拭いとして、フェイスタオルとして、浴用として、フキンとして万能と思う。
一目見て気に入ったツレは、ネットで検索して、ソッコーでいろいろ注文していた。
「今治ブランド」である。かつて今治といえば「妖怪くびかじり」の出身地という程度のイメージしかなかった(水木マニアの偏向した知識。実は愛媛県第二の都市である)。それが今や今治と言えばタオルの生産において国内シェア120パーセントである(データめちゃくちゃ)。
師匠からいただいたのはドクロ柄。ただのドクロというより「どくろべえさま柄」。
これを頭に巻いてエアロバイクを漕いでいたら、ある療法士さんから声がかかった。
「おっ、蕃茄さんスカルプですね?」
「スカルプ」、それは「頭皮」である(スカルが正しい)。
幸いにして、この件(スカルプ)に関してはあまり心配していない。