自主トレ開始、せねば


娑婆二日目。

昨日までは病院がすべてお膳立てしてくれたが、今日からは自分でやらなければならない。


リハビリの話ね。


まずは歩かねば。理学療法(運動療法)の自主トレね。

そのためには杖の整備。これまで使っていた杖、愛称「同田貫」は借り物なのだ。自前のものを用意せねば。物置の奥から祖母の遺品の杖を引っ張り出した。30余年ぶりの登板。

長さはぴったり。僕と祖母は身長がリアルに40センチ違った。長すぎるだろう、ばあちゃん。

同田貫の半分以下の細さだがしっかりしていて荷重には十分耐えられそう。ただ「先ゴム」がないので滑って危険。そこで立川伊勢丹の介護用品売り場に買いに行った。たかたが210円の買い物にお茶まで出していただいて申し訳ない。


歩きなれているはずの国立・立川往復にすっかり疲れきって休み休み。身体の劣化を激しく実感して落ち込むが、生きて歩けるだけありがたいと思わなきゃならない。


うちに帰って、いただきものの和菓子の包み紙で折鶴を作ってみた。むろん、作業療法の自主トレ。

かつては爪楊枝を使って1センチ角の紙でも鶴を折れたのだが、ご覧の通りのフォルムの乱れ。まあ、3ヶ月半前にはお茶碗も持てなかったのが、こうして若干の痺れを残しながらも鶴を折れ、それをこうやってブログに打てるのだから、やはりありがたいとおもわなきゃいけないのだろうな。<こしおれ>

和紙一葉 凍鶴(いてつる)となり 床に落つ