「買物ブギ」か「商いおどり」か。

今日も朝から駅前・某ジムへ。いつものように手ぬぐいを首にかけてストレッチしていたら指導員さんに声をかけられた。


「ステキな手ぬぐいですねぇ」

はあ。

「私の恩師も手ぬぐいが大好きなんです。一番汗を吸うしすぐ乾くし」

なるほど。

「でも端が解れるのがいやで買うとすぐに四辺を縫っちゃうそうです」

・・・・・・(根本的に間違ってると思います)。


それはともかく、今日の手ぬぐいは新着。仲良しの“近江の粋人”にして“博覧の母”・紙魚子さんからいただいた「江州音頭〜商いおどり〜」



江州音頭である。コアラとカンガルーの動きを真似た振り付けで・・・・それは豪州音頭 ( そんなものはない ) 。

河内音頭の源流とも言われる滋賀県発祥の盆踊り「江州音頭」である。


それの中の特殊バージョン「商いおどり」の振り付けつき。「商いおどり」は初耳。踊ってみたいね、商いおどり。小学生のとき、祖母の新潟旅行土産のソノシート(振り付けステップつき)で「佐渡おけさ」をマスターした僕である。できなくはあるまい。ついでにもうひとつ自慢をすれば、高校時代の民踊のテストで(特殊な学校だった)で満点を取ったのは、日舞のお師匠さんの息子の野島君と僕の二人きりだった。


本気でマスターしようとグーグルで探したけど、見つからなかった。「売る」方じゃなくて買う方、つまり「買物ブギ」ならいくらでも出くるのだけど。



それにしても「商いおどり」。商売の心得を歌と踊りにするなんて凄いな。さすが近江商人。いわば小売業の業務マニュアルを歌と踊りにしたんだものね。


それとも「刈干切歌」や「バナナボート」のような労働歌と考えた方がいいのかな、「山谷ブルース」みたいな。



紙魚子さん、いつもながらいかした物をありがとうございました。この場を借りてお礼申し上げます。<こしおれ>


春に来て 「商い」語る 善き便り