私の「知層」ということ


このCMを見たことがないって人はほとんどいないと思うが。



財団法人「文字・活字文化推進機構」のCMである。


「本や新聞を読んで得られたものは、その人の知識や知恵の層(=知層)となって蓄積される。」



僕ごときがえらそうにいうのも申し訳ないが、


まったくもってその通り!!


と申し上げたい。


今回の病気による療養生活がそれまで読んできた梶原一騎や「がきデカ」によって救われたことは配信数5000を誇るネット書評の本流、先月号の「書評のメルマガ」に書いた(「書評で巡る、男の生き様劇場〜人生に大切なことはみんな馬場さんが教えてくれた)。


僕の乏しい経験で言うと、本当に危機に陥ったときと言うのは本を読んでる暇なんかない。余裕がない。僕でいうと、療養生活中は体力は落ちてるし目はかすむしでほとんど読めなかった。ついでに言えば、最初の4ヶ月くらいは新聞も読めなかった(目の焦点があわなくて)。


重要なのはそれまでの蓄積。


そんな僕自身の「知層」の最も厚い部分について書いたのが先月の記事ということになる。「がきデカ」や「ジャイアント台風」ね。


今月の記事では逆に、「薄い」部分について書かせていただいてた。明治文学や、はたまた中世説話文学がどのようにして僕の力になってくれたか、をね。


本日、配信されたのでぜひお読みいただきたい。


「書評で巡る、男の生き様劇場〜人闘病・リハビリを支えてくれた愛しき本たち。知層編」 ←← クリック!!



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身を屈め 種蒔くやうに 本を読む