神楽坂遠足 3回目

神楽坂出勤シミュレーションの3回目。前回、前々回はツレに同行をしてもらったが今回は一人。


昼前に神楽坂駅に到着。


そう、倒れた日、身体の異変を感じた僕は、この階段に腰掛けてしばらく休んでいたのだ。



こんな感じで。



あいかわらずほっとする風景だな神楽坂は。



上り坂の先には必ず下り坂があり、下り坂の先には必ず上り坂がある。まるで人生のように‥‥。


演歌だなあ。




昼食は創業百有余年の中華「龍公亭」のランチメニュー「カレーライス」。


嵐山光三郎先生のお勧め。もともと賄い料理だったそうだ。


「一度食べてみな、ビックリするから」


たしかにびっくり。こういうカレーがあったのか。


具が多いの。タケノコ、ピーマン、豚肉、たまねぎ、ニンジン、イカ、キクラゲ。具体的には、いや具的には八宝菜みたいな感じ。それがほとんど煮込まれていない。もちろん火は通っているのだけど、野菜などはまだシャキシャキしている。まさに八宝菜、のカレー味。


それに小皿で湯葉とザーサイ、タケノコ入り卵スープ、それにコーヒーがついて1200円。神楽坂のランチとしては高い部類だけど、具材が豊富なので納得。美味しかった。


ツレとくればよかったと思った。


実はこのお店、友達から「白胡麻担々麺」を勧められていたのだ。ツレと来てればシェアして両方食べられたのに。



そのあとは「印刷博物館」へ。



できてから約10年経つけど来るのは初めて。ここの2階のレストランは商用でたびたび使ってきたけど。


通常展示も、それこそグーテンベルグから電子書籍まで網羅して見ごたえたっぷりで面白かったけど、目的は「鯰絵展」。同館のコレクション展示。江戸時代にはたいそう人気のあった鯰絵だが、いまや鯰絵のメッカは国立である。関頑亭、関敏、関マスヲの三巨頭がライフワークとして日々描いておられる。


無料展示部分の「店頭デザイン大解剖展 〜つい買いたくなるお店の『しかけ』とは?」がべらぼうに面白かった。


店頭デザイン大解剖展
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店頭において、いかにして客の視線を捕らえ手にとらせるかを店舗ディスプレーや陳列やPOP等の実物も豊富に展示したもので、これはひろく「販売」にかかわった人は見たほうがいいな、きっと。


そのあと、ひさしぶりに職場に顔を出して、さらには怪友・トニーセイント(仮名・日本人)の勤務先に遊びに行ったところで雨。

神楽坂・五十番で肉まんを買って買える予定だったが中止。そのまま都バスで高田馬場に出て、崎陽軒のスタンドでシウマイを買って帰った。<今日の一句>


春雨に 手ぶらで帰る 坂の町