『安西水丸+和田誠 「 AD−LIB4 」』(青山・SPACE Yui)

今日も夕方から青山へ。和田誠さんと安西水丸さんの二人展『安西水丸和田誠 「 AD−LIB4 」』。


「 AD-LIB4 」
   ←クリック!!


会場は青山のギャラリー「SPACE Yui」。表参道駅から徒歩8分。青山通りの一本裏。結婚式場のフロラシオンのそば。目の前は。フェリーニな美容室。



今年で8回目になる大御所お二人によるコラボレーション展。今年も「 AD−LIB 」というスタイル。


ひとつのテーマで一枚の紙に競作するというもの。


「 AD-LIB4 」
 


上の作品でいうと、最初に「火消し」というテーマで水丸さんが江戸の火消人足を描き、それに応えて和田さんがアメリカンの消防夫を描く。投げられた面白いボールをどう面白く返すかが眼目。まさにジャズのアド・リブ。


この他にも、和田さんが「ベートーベン」をテーマに描くと水丸さんが江戸前の「大工」で返す、水丸さんが「茶道」をテーマに茶器を描くと和田さんが愛嬌たっぷり分福茶釜で返す、と行った按配。こんな楽しい作品が二十余点。


今日は初日なのでオープニングパーティー。水丸さんはもちろん南伸坊さんにも久しぶりにお会いできた。一様に、


「ええっ? もうこんなとこでできて大丈夫なの?」


前回お会いしたのが病院を抜け出していった中村誠一さんのコンサートで、その時は茶髪に髭でしかも車椅子というタチの悪いコスプレだったので(コスプレじゃない)、随分心配をかけてしまった。はい!!大丈夫です!!


今日が初日で5月14日まで。入場無料。詳細は上の火消しから同ギャラリーサイトへ。



帰り道、青山を歩いていたら前を行く大柄な男性、この肌寒いのに上は白いポロシャツ一枚。そのポロシャツから出た腕の太いこと。その胸板の厚いこと。


果たして蝶野正洋氏だった。



思わずついふらふらとあとを着けたのだけど、なんと足の速いこと ( 僕が遅いのか)。1ブロックも往かぬうちにまかれてしまった ( 別にまいちゃいない)。


僕は柳家三亀松じゃあないが「一人だから気が合うわね」と、基本的に単独行動が多いのだけど、こういうときは「い、今の蝶野だったよなぁ」という相手がいたらいいと思う。


今調べたら蝶野さん、表参道に自己ブランドのお店「アリストリスト」を経営しておられた。首尾よく尾行に成功しても行き先はこのお店だったろう。いくら僕が筋トレに励んでも蝶野ブランドのTシャツはまだ着こなせない。でもサングラスはちょっと欲しいかも。<今日の一句>


青い山 分け入り迷う 蝶の道



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ご意見、ご希望は下の「コメントを書く」欄へ。内密な話はメールで。