「安西水丸 『幻のシルク』展」(山陽堂ギャラリー)


表参道をギャロップで来て(セルフイメージ)できて青山へ。


昔の週刊新潮の表紙の抒情画でお馴染みの谷内六郎さんの壁画で有名な青山の本屋さん、山陽堂さんが創業120年を記念して大リニューアル、3階4階をギャラリーに改装されたのは先日も書いたとおり。



その記念すべき第2弾「安西水丸 『幻のシルク』展」の初日が今日なので早速行ってきた。



幻のシルクと言っても吉本興業の美容番長のことではない。そんな暑苦しい・・・。


水丸さんのシルクスクリーン作品約20点が展示されている。いかにも水丸さんらしいお洒落な作品ばかり。ちょっと西洋のマッチのパッケージみたいな雰囲気。夏らしい涼やかな色調の作品も多い。


面白いのが「水丸さんおすすめ本」のコーナー。水丸さんチョイスの文庫本が10冊ほどギャラリーに展示されていて自由に手にとることができる。さらにその本を「読みたい!!」と思った人向けには中2階に特設コーナーがあって積んである。こういう工夫は面白いなぁ。ファンだったら水丸さんがどんな本を選んでいるか興味あるもんね。ちょっと種明かしすると水丸さんtが幼い日、若い日に読んだ本に加え、盟友の村上春樹さん嵐山光三郎さんの本も並んでいた。


どれも文庫本なので気軽に衝動買いできるね。


しかも嬉しい続報。七夕の日には水丸さんが来場し「ブックトーク」をされると言う。つまり選んだ10冊の本について語られるのだ。


水丸さんは座談の名手として知られている (けっこう毒舌) のでこれは面白いものになりそう。もちろん今回の出品作品についての話も聞けるだろうと思う。


ただ、この山陽堂ギャラリー、何十人も入れると言うような大きなスペースではない。水丸さんの話しを聴きたい、ナマ水丸さんを見たい、水丸さんに会いたい、という方はお早めに山陽堂ギャラリーにお問い合わせすることをおすすめする。


安西水丸 『幻のシルク』展」(山陽堂ギャラリー)、7月14日まで。<今日の一句>


額装の 中に涼あり 山陽堂


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