吉田敏浩×小菅信子トークセッション「赤紙と徴兵―105歳、最後の兵事係の証言は何を伝えるか」
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夕刻、神保町へ。
神保町のランドマーク、東京堂書店で開催の、吉田敏浩×小菅信子トークセッション「赤紙と徴兵―105歳、最後の兵事係の証言は何を伝えるか」を聴きに行くのだ。
ちょっと早くついてしまったので町をぶらぶら。この町は不思議な町で、ただ歩いているだけなのに徐々にかばんが重くなっていくという“怪奇現象”がよくおきる。今日も少しずつかばんが重くなってついには歩行困難に。上島珈琲店に逃げ込んだ。
話題の新刊に関連してのトークセッションだ。
『赤紙と徴兵 105歳最後の兵事係の証言から』(吉田敏浩著、彩流社刊)
よく戦時中を舞台にしたドラマ、たとえば先月あたりの「おひさま」を見ていると、主人公ないし周辺の若い男性の元に地味な形(なり)の人物が訪ねて来て紙片を渡す。そして受け取った人物の表情にサッと陰がさす。そんなシーンがあるよね。顔も見えない下手をすればノークレジットのあの人物はあれは郵便局員ではない。村役場の「兵事係」である。
舞台は琵琶湖のほとりの農村。現在の虎姫あたり。村の青年たちに召集令状を渡してきたことに責任を感じて、敗戦時の軍からの焼却命令に反して兵事書類を60余年守り通した一人の兵事係がいた。この本は、一〇五歳の元・兵事係の証言と膨大な資料を読み解いて、「住民基本台帳」も「住基ネット」ない時代にあのような精密機械のような徴兵システムが機能した謎に迫る本だ。
トークセッションに登場は筆者であるジャーナリストの吉田敏浩さんと山梨学院大学教授の小菅信子さん。この本に沿いながら書ききれなかった詳細まで語っていただき興味深かった。また実際に元・兵事係が遺した兵事資料のコピーも回覧していただきありがたかった。
話は逸れるが不思議なのがこういうときの回覧だ。このトークセッションの予定時間は2時間、つまり120分。席数は約100。一人1分で見れば全員で見られる。逆に言えば一人が見ていい時間は一分だ。その程度の計算は小学生でもわかると思うのだけど、一人で5分も10分も熟読している輩が数人いる。そのため後ろのほうの人は見られずに気の毒だった。
後半で質問タイム。なかなか手が上がらないので、沈黙に耐え切れず先陣を切った。我ながらいい質問だった。読めばわかることを聞くのは下策。さらには今日の話を聞いていればわかることを聞くのは下の下策。
作品に書ききれなかったことに話が広がった僕の質問は自己評価で「中の上」か「上の下」。話題の「ダブルエーマイナス」くらいは行ってたんじゃないか。
そして続く人が質問しにくくなるほどレベルが高くないところが絶妙。と自画自賛。
敗戦忌 証を燃やす 煙かな
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今回も333,333アクセスプレゼントフェアに応募はなかった。33万円分の神楽坂商店会商品券を用意していたのに残念。麻生太郎なじみの料亭で殿様遊びをしてもらおうと思ったのに残念。