「BOSO TIME TUNNEL上映会」(鵜の木・Hasu no hana CAFE)


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のび太の家」を思い出させる「昭和のくらし博物館」を辞した僕は「鵜の木」駅方面へ。「久が原逍遥」の件はまたいずれ。


地図の上では「昭和のくらし博物館」から鵜の木駅はほんの指呼の間。だけど実際には切り通しの様な急坂がありなかなかハード。


驚いたねぇ、鵜の木。初めて来た町なのだけどいいなぁ、駅の周辺。すごく懐かしい雰囲気。70年代フォークが似合う、といおうか、「映画クレヨンしんちゃん オトナ帝国の逆襲」に出てくる「夕焼けの匂いのする町」みたい。東急多摩川線の小さな電車もいい佇まい。聞こえてないのに豆腐屋のラッパが聞こえて来そうな町。


いき先は駅近くの「Hasu no hana CAFE」。


昭和のくらし博物館」は古い民家をリノベーションした博物館だけど、この「Hasu no hana CAFE」は古い商店をリノベーションしたギャラリーカフェ。



この訪問も伊達や酔狂だ。この秋に計画している「プロジェクトGB2012(仮称)」の基礎調査を兼ねている。ま、その件はいずれ。


「Hasu no hana CAFE」の詳細はこちらをクリツク!!


メインの目的は「BOSO TIME TUNNEL上映会」。


旧知の写真家・中里和人さんのイベントだ。



房総には素掘りのトンネルが多数あるという。畑に行くため山仕事に行くために大衆たちにつるはしやスコップによってインディペンデントに掘られたトンネルたち。


そのトンネルを映した動画の上映会。中里さんの監督作品。トンネルにゆっくり入り向こうに小さく見える光に向かってゆっくり進む。その光がだんだん大きくなって、そこにむかってゆっくりと出て行く。それだけが延々二十分以上続く。全然退屈しない。移動とともに表情を変える光と闇の模様が面白い。


中里さんとは久しぶり。今までもいろいろな新しいジャンルの作品で驚かせてもらった。


ひたすら「カーブ」を写した『R』


R


全国の農村の田畑の中に点在する農機具小屋を集めた『こやたちのひとりごと』


こやたちのひとりごと


暗闇の風景を追った『ULTRA』


ULTRA


面白くてよく見ると怖い(まるでグリム童話みたいに)手描き看板絵を渉猟した『グリム』


グリム



そして今度は「素掘りトンネル」。僕のような俗人は菊池寛の「恩讐の彼方に」を短絡的に思い出しちゃうけどね。「青の洞門」ね。「青の洞窟」だとスパゲティ屋になっちゃうから要注意ね。


ウーム素掘りのトンネル、、面白いなあ。来月にはそれらを巡る一泊ツアーも催されるという。嗚呼、行きたいなぁ。そういうツアー大好き。<今日の1句>


洞門に 春の便りの 遅れけり



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