いせひでこトークライブ「木のあかちゃんズ」(青山・山陽堂書店)

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夕刻、青山へ。毎度おなじみ表参道入口で創業120年の老舗、山陽堂書店さんへ。


山陽堂書店←クリック!!


オリジナルイベントの「『本』を通して震災を語る」が目的。


震災から10ヵ月。街の書店として出来ることは何か、という模索の中で、「著者、編集者に『本』を通して震災を語ってもらう」という手法に行き着いたという。


第一回の今日は、平凡社の「木のあかちゃんズ」。語り手は著者の伊勢英子いせひでこ)先生。


木のあかちゃんズ←クリック!!


風と光に向かって、ヘリコプターにのるボダイジュ、金髪のムクゲ、マント姿のクマシデ…。いろんな形で旅をし、やがて地上で芽吹く。震災後を生きる子供たちの未来に祈りをこめて捧げる最新刊について、熱く語っていただいた。


実は僕は伊勢先生に別のご縁がある。いやはなはだ一方的なんだが。


昨年夏に発売された雑誌「季刊 健康」。


同誌に先生は「問いかけあう原画展」というコラムを書いておられる。少女と老いた製本職人(ルリユール)の心のふれあいを描いて大変話題になった『ルリユールおじさん』(講談社


ルリユールおじさん←クリック!!


その原画展を開いている最中にあの大震災は起きた。「季刊 健康」に掲載のコラム「問いかけあう原画展」ではその衝撃、無力感、そして再生、決意をじっくりと書かれている。その再生への決意を昇華させたのが「木のあかちゃんズ」だと僕は思っている。


そんな先生の珠玉のエッセイの3ページ前に掲載されているのが野田一孝さんの「リハビリ道楽」なのである。花魁道中だ鈴々舎馬風だと実にくだらない。



野田さんも「光栄の極みです」と感激していた。 「リハビリ道楽BN」 ←クリック!!


素晴らしいイベントだった。先生にサインをいただいた帰った。



しかも直筆イラスト入り。



宝物。


19期JPIC読書アドバイザー同期(と言っても年齢は僕の半分ほどだが)のFさんとばったり。山陽堂当代マダムのTさんにご紹介したら、Tさんなんと2期先輩の17期だった。これからは先輩として敬おう。


そしてもうひとつのご縁。十年前、ある業界紙にこの山陽堂さんのご親戚筋で、横浜で同名の山陽堂書店を経営し組合の要職にもあった方の寄稿が大きく載った。外形課税に反対する論文だった。そしてそのページの端っこで大兵肥満に角刈りの男が呵呵大笑している。



これ、今より45キロ体重があった時代の僕じゃないか。


さて、この「本』を通して震災を語る」。次回は2月24日(金)6時半〜。語り手は椎根和氏。名著『平凡パンチ三島由紀夫』の著者。取り上げるはもちろん芸術新聞社刊『フクシマの王子さま』。


フクシマの王子さま←クリック!!


まだ若干の空席があるらしい。迷っている人は至急、こちらから。


http://sanyodo-shoten.co.jp/gallery/form/yoyaku.html




<今日の2句>


春風が 奇縁の糸を 結びをり


どこへゆく 春をさがしに 青山へ




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