大事なことは砂場と行列にある


朝、市内某所で工事現場の見学会。


土木の親方に土掘り、いや根掘り葉掘りの質問。



僕は工事とか作業とかが大好きで、工事現場なら何時間見ていても飽きない。



その質問は別に初恋の人の名前や座右の銘を聞いたわけじゃない。


話題はもちろん「基礎工事」について。もちろん初歩的な質問しか出来ないけどね。つまり「基礎の基礎」。



でも「基礎のここの部分が一尺下がっている意味」などについてしつこくしつこく。幼稚園の砂場での穴掘りからあまり進歩していない。つい興奮してしまう。


でも人生の大切なことと言うのは、幼稚園の砂場で学ぶのが普通である。


そんな今日の午後は、市内の小百合幼稚園の評議会。もう何期目だろう、評議員を務めている。転居の可能性が低いのがその選定理由である。


僕は子ども好きではないし教育にさしたる意見があるわけでもないが、この幼稚園には大恩がある。僕のような人間がまがりなりにも社会の中で生きていけているのはこの幼稚園のおかげと思っている。


だからなんでもやりますよ。もちろん今のところ何の役にも立ってないんだけどね。



そして会議の途中、ふと企画を思いついてしまい走り書き。


切腹」「斬首」「蹶起」「放火」等、およそ幼児教育に不似合いな文言がレジュメに踊ってしまった。



夕刻、次男・三吉(仮名・高一)が浮かぬ顔。



旭通りに開店したラーメン屋「田田」(ダダと読むらしい)に行ったが行列が出来ていたのであきらめて帰ってきたそうだ。昨日は長女・花子(仮名・大1)がミスドの半額行列(カナイシューズ、ヨシミヤ文具を越えてスタバまで到達したらしい)にあきらめてきたというし。



うちの子どもらは根性が無くてこまる。親が行列がいやで、子どもらをただの一度もディズニーランドに連れて行かなかった弊害か。



古人曰く「人には添うてみよ、馬には乗ってみよ、行列には並んでみよ」



さらには「行列と花魁(オイラン)は並んでこそなんぼ(助六かよ)」である。



もちろん「古人」ってのは僕だけどね。



ものはなんであれ3,4時間並ぶくらいの根性は社会人として最低必要だ。やっぱり幼児教育って大事なんだなあ。




・・・・・開催中・・・・



林静一現代児童画展「子どもと本と四季」




10月9日まで。水曜定休。11時〜19時(最終日は17時)


ギャラリー・ビブリオにて


・・・・・今後の予定は・・・・・・・

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