雪の翌日に思うこと


昨日はなかなかの大雪だった。



聞けば17年ぶりとのこと。



そうなるとあれは17年前のことか・・・。



その夜。職場で仕事をしている間に降りが強くなり、行きつ止りつしていた中央線は国分寺駅で完全ストップとなった。バスも止った。


もちろんタクシーは長蛇の列。ああ、もしそこにルナールがいたら・・・(好きだね俺もねルナールが)。


若くて元気だった僕は二駅分、歩いて帰ることにした。バスどおり、通称「多喜窪通り」を西に。


途中、泉町交差点の手前、蕎麦屋の「山泉」の角で、雪に埋もれるようにうつぶせに倒れている人を見つけた。


年をとった男の人らしい。頭から首にかけての地面が真っ赤。白い雪の中に真紅が鮮やか。


血・・・・。



慌てて駆け寄ったら熟柿の匂い。酔って転倒したか。



「大丈夫ですか?」と声をかけたらムクッと起き上がった。



「ダイジョブダイジョブ」



血に見えたのは紅いマフラーだった。



酔っ払って雪の褥(しとね)に寝ていたらしい。そんなところで寝てたら目覚めるのはあの世ですぜ、ご家族が泣きますよ。助け起こして途中まで送っていった。


翌日そんな話をした僕に、「放っといたほうが家族のためですよ」なんてひどいことを言ったのは誰だったかなぁ、思い出せないなあ。思い出せないからトニー・セイントと言うことにしておこう。



それにしても「爆弾低気圧」である。いつのまにやらすっかり定着している言葉だ。


こうも始終来るなら名前をつけたらどうか。ジェーン台風とかキティ台風みたいに。



どんな名前がいいかな。「爆弾」だから「弥之助低気圧」なんてどう(古いね)?





よく「アベック台風」なんてのもあるよね。「台風15と台風16がアベック台風だって? 15,16でアベックなんて生意気な」と言ったのは歌丸師匠だったか。


その伝で行けば、低気圧も「ダブル」「トリプル」なんてのもありえるんじゃないか。


爆弾低気圧がトリプルだったら名前はもう決まっているよね。



江下 、 北川 、 作江、って。





さらに古い! 上に不謹慎!
 


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