ぜんまい小僧がトラックに乗っている理由

ギャラリービブリオにはトラックがある。


当館の原型の家を設計中の昭和39年(1964)ごろ。棟梁(立川在住の家具アーティスト「木とり」さんの祖父)はたびたび打ち合わせのために我が家に来てくれていた。


そんなある日、いきおい良く座った棟梁は置いてあった僕のオモチャのヘリコプターをお尻で踏み潰してしまった。大泣きした僕に棟梁は



「ゴメンゴメン、おじさんがもっといい車つくって来てやるから」



と言い、家ができるころ本当に作ってきてくれた。木製のトラックで車輪も木。以来、別格のオモチャとなった。


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ところで昨日ご紹介したポスター。きれいな画像があったのでチェンジ。




このカッコイイポスターのデザイナーは「シナプス」の三宅秀典さん。ベテランのエディトリアルデザイナーとして多くの実績を残している。


そしてこの人が今回の「三社蔵出し祭り +1」の「1」、跋折羅社の中心人物である。今回のイベントではオフィス内を捜索し、伝説のマンガ誌「跋折羅」本誌をはじめとするレア本の数々を出品してくれた。



もちろんあっという間に売れてあとは「ぜんまい小僧」を残すのみとなってしまった。



30×30×30のいつもの木製キューブボックスに陳列していたのだけど、ふと思い出して「棟梁のトラック」に載せてみた。





なかなかいい感じでしょ。ほどなく売れちゃうと思うけどそれまでの間楽しもう。


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そして今回の蔵出し祭り。漫画ばかりでない。実は写真集も凄いのだ。


絶版の美本でサイン本も多い。専門古書店で5〜8倍の値がついている商品も珍しくない。



今日の午後来られたお客様、写真数のみ数冊お買い上げ。そして、



「○○○○○」はありませんか」



残念ながら初日に完売している。そんなことから会話が生まれたのだが、そのお客様は海外の某社の在日本エージェント。本部からの指示で来られたらしい。当店のサイトかツイッターでの写真集のラインナップをチェックされたらしい。



こうしてレアものの写真集が海外に旅立って行った。



幕末・明治。歌麿写楽もこうやって流出していったんだろうな。



● ◎ ○ 業務連絡 ● ◎ ○

明日、12日(水)は定休日です。


そして明後日には追加入荷があります。今日電話で打ち合わせしたけど、完売商品の補充に加えて「アッ!!」と驚く目玉商品あり。



はっきり言って、出したくないっ!!




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