朝日新聞の一面に驚き、AV女優に慄く

このブログもアクセス解析ができる。それによってどういうキーワードでこのページにたどり着いたかがある程度わかる。


まあたいてい「ギャラリービブリオ」とか「蕃茄庵」とか僕の本名だったりするのだけど時々、「小松みゆき」というキーワードや画像でここに来られる方がある。


この方である。


アイドル黄金伝説 小松みゆき


元AV女優にして今や演技派女優の小松みゆきさん(代表作『新・バブルと寝た女たち』)。



が、申し訳ない、ぼくはこの人のことは知らない。僕がこのブログでかつて言及したのは別の小松みゆきさん。


もう7年前にもなるが、僕はベトナムに行った。業界団体の視察旅行の添乗員だった。


ベトナムに行く前、僕はベトナムに関する何冊かの本を読んだ。


よく「旅に余計な知識は不要。かえって邪魔。感性の赴くまま旅をする」という人がいる。それはそれで否定する気はないのだが、ぼくはそんなに感性に自信がないので、可能な限り本を読む。知識が勘の鈍さをカバーしてくれる。


読んだ中でもっとも面白かったのが、小松みゆきさんの本だ。上でご紹介した小松さんとは全くの別人。フリーライターの小松みゆきさんが自費出版で出した本。


80歳を過ぎて認知症となったお母さんと一諸にベトナムはハナイに移り住んだ小松さん自身の体験記。


雪の越後をあとにしてはじめて外国に来たおかあさんが、ベトナムののんびりと優しい人々に囲まれて、ゆっくりと心がほぐれていく様子が実にほほえましい。


徘徊して行方不明になっちゃったり骨折したりしてハラハラもさせられるのだけど、周りの人に助けられて機嫌よく暮らしていく・・・。


なんとも温かい本。お母さんとベトナムのおばあさんが言葉などまるで通じないはずなのに意気投合しちゃうエピソードなど、読んでいるうちにベトナムベトナムの人が好きになってしまう、はず。年長者を大切にするのはアジアの美風である。


小松みゆき著『越後のBaちゃんベトナムへ行く』




自費出版本で極めて入手は困難だったがとてもいい本だった。こんないい本を埋もれさせておくとは出版界も見る目がない、と思い切り自分のことは棚に上げて憂いた。そのブログ記事のためにAVの小松みゆきさんについて検索した人が来られたのだろう。



そのぐらい、話題にする人が少なかったと言えよう。だからこそ入手困難なのだろうけど、惜しいなあ、惜しすぎる。



そうしたら具眼の士はいた。


このたび映画化が決まった、というのが今日の朝日の夕刊の第一面だった。



しかも主演は日本を代表する大女優の松阪慶子さま。しかもお母さん役は大好きな草村礼子さん。監督は大森一樹さん。



うれしい。これは必ず見に行こう。


でも本はあいかわらず手に入りにくいみたい。尼損でみたら中古で14,607円もしやがった。でも映画の公開にあわせてどこかが出すとは思うけどね。




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