昨日の続き。
そんなわけで間もなく公開の映画「セシウムと少女」の才谷遼監督とお茶を飲みに行ったのである。
間もなく公開。今週末、4月25日(土)の公開。阿佐ヶ谷の新設映画館「阿佐ヶ谷・ユジク」のコケラ落とし興行。50日くらいやる予定。
僕はすでに試写で見せていただいた。
ストーリーは〜〜、
セシウムの雨が降る都市東京・阿佐ヶ谷に住む17歳のミミちゃん。ペットの九官鳥に逃げられ衰弱しつつあるおばあちゃんを助けるため、九官鳥を探して町をさまよう。
そこで出会ったちょっとくたびれたオッサンたちの正体は日本古来の土俗神たちだった。そして彼らとともに九官鳥を探しにおばあちゃんが青春を過ごした戦前の「阿佐ヶ谷文士村」へ時空を超えた旅に出る・・というファンタジー。
セシウムという重いテーマをあえて笑いとファンタジーで包んだ快作。また随所随所に織り込まれたアニメーションのクオリティが高く、いい効果を上げている。
ぜひトレーラーをご覧ください。
実はこの映画、国立市と浅からぬ縁がある。
ヒロイン・ミミちゃんと旅をする土俗神の一人「田の神」が国立に来ているのだ。国立南部の田園地帯、矢川の流れが段丘崖を下って、府中用水に合流する地点「矢川おんだし」がそこ。
上のトレーラーの、1分8秒あたり。
テロップにも「矢川おんだし」と出る。
そしてその「田の神」を演じるのが山谷初男さん。
国立最老舗のライブハウスのひとつ「はっぽん」の創業者で元オーナー。国立駅の北口に長く住んでおられたご当地俳優。
そしてヒロイン・ミミちゃんがタイムスリップする昭和初期の東京。そこにモダンガールのアイコンとして登場するのが日本モダンガール協會代表・淺井カヨさん。
先月開催された「高田邸さよならイベント」でも大正モダンの象徴として大活躍されて話題になった人。この映画では衣装協力もしているという。
さらにはこの映画の公式パンフレットのデザインを手掛けるのが国立在住のデザイナー・江津匡士さん。学園町・国立草創期の歴史を深く研究し、上記の高田邸プロジェクトでも中心的役割を果たした人。
蛇足としてはこの映画には銭湯のシーンがある。神奈川県の銭湯で撮られたそうだが背景に立派な富士山のペンキ絵。
現在、日本に銭湯絵師は二人しかいない。
そのうちのお一人が国立に住んでいる。ということは50パーセントの確率で国立在住の絵師の作品ということになる。
そんなわけで小さなご縁を積み重ねれば「国立のご当地映画」と言えないこともない。
そんなわけで国立の人にはぜひ見ていただきたいのである。
そこで当・ギャラリービブリオでもチケットをお預かりすることとした。
窓口で1500円だが前売りの特別鑑賞券は1000円。それを当店では1割引いて900円で販売する。
4月25日(土)の公開で50日くらいは興行する予定。
上映館は阿佐ヶ谷駅から徒歩5分の「阿佐ヶ谷・ユジク」。
詳細はこちらの公式サイトにて(←クリック!!)
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